中国語学習、壁にぶつかっていませんか?
今日、このブログを読んでいるあなたは、もしかしたら中国語の学習につまずきを感じ、少し心が折れかけているかもしれません。
「なかなか単語が覚えられない」
「発音が難しくて伝わらない」
「文法が複雑で頭が混乱する」
…そんな風に感じているのではないでしょうか?
もしそうなら、まずは深呼吸をしてみてください。
あなたは決して一人ではありません。
中国語は、その美しい響きと奥深い文化を持つ魅力的な言語ですが、同時に、私たち日本人にとっては乗り越えるべきいくつかのハードルがあるのも事実です。
最初の一歩は誰にとっても大変
中国語を学ぶということは、全く新しい世界に足を踏み入れるようなもので、最初は戸惑うことばかりで、自分の成長がなかなか見えにくい時期もあるでしょう。
それはまるで、まだ舗装されていない道を、一歩一歩手探りで進んでいるような感覚かもしれません。
でも、忘れないでください。あなたはすでに最初の一歩を踏み出し、ここまで歩んできたのです。
焦らず、自分のペースで
中国語の学習で大切なことの一つは、「焦らない」ということです。
周りの人がどんどん先に進んでいるように見えても、自分のペースを大切にしてください。
言語の習得には個人差があります。
時間をかけてじっくりと取り組むことで、必ず理解できるようになります。
例えば、漢字の簡体字。「あれ? 日本語の漢字と似てるけど、なんかビミョウに違う!」と気づく瞬間があるはず。
例えば、「楽」と「乐」、「脳」と「脑」みたいに、形が近いのに微妙な違いがある漢字、ありますよね。
でも、日本人にとって、中国語の漢字を学ぶのは他の国の人よりも一歩リードできるチャンス!
日本語にはすでにたくさんの漢字が使われているので、簡体字の「新」と日本語の「新」が同じ意味だとすぐピンとくるはず。
形がちょっと違っても、感覚的に「これ、知ってる!」と思える漢字がたくさんあります。
この「既知の感覚」は、外国語としての中国語を学ぶときの大きなアドバンテージ。
ゼロから始める人たちに比べると、日本人は漢字の「土台」がすでにできているようなものなんです!
発音も、最初は難しく感じるかもしれません。
四声の違いや、日本語にはない音など、練習が必要な要素がたくさんあります。
でも、諦めずに何度も聞いて、声に出してみてください。
最初はうまくできなくても、続けるうちに必ず舌や口の筋肉が慣れてきます。
まるで、新しいスポーツの練習のように、少しずつ体が覚えていくのです。
小さな「できた!」を積み重ねよう
モチベーションを保つためには、「できた!」という小さな成功体験を積み重ねることが大切です。
例えば、新しい単語を一つ覚えられた、簡単な挨拶ができるようになった、中国語の短い文章が聞き取れるようになった…どんな小さなことでも良いのです。
ノートに「今日できたことリスト」を作るのも良いかもしれません。
達成感を可視化することで、「自分もちゃんと進んでいるんだ」と実感でき、 次に進むためのエネルギーになります。
中国語学習は、新しい扉を開ける鍵
中国語を学ぶことは、単に新しい言語を習得するだけではありません。
それは、中国という広大な文化、歴史、そしてそこに生きる人々の考え方に触れる機会を得ることでもあります。
中国の映画やドラマを字幕なしで理解できるようになったり、中国に行った際に現地の人とコミュニケーションが取れるようになったり…想像してみてください。
それは、あなたの世界を大きく広げる素晴らしい経験になるはずです。
もしかしたら今、「本当に自分にできるんだろうか」と不安に感じているかもしれません。
でも、信じてください。努力は決して無駄にはなりません。
あなたが費やした時間は、必ずあなたの血となり肉となります。
困ったときはいつでも頼ってください
もし、学習方法で悩んだり、どうしてもモチベーションが維持できなかったりするときは、遠慮なく私に相談してください。
私はあなたの中国語学習を全力でサポートします。
一緒に壁を乗り越え、中国語の楽しさを再発見しましょう。
あなたは一人ではありません。私たちはいつも、あなたの頑張りを応援しています。
オンライングループ講座 中級コース、5月15日開講しました!
みなさん、こんにちは。 大家好!
5月15日より、オンライングループ講座の中級コースが始まりました!
皆様のご支援と熱意のおかげで、成り立ったこの機会に心より感謝申し上げます。
まさに「众人拾柴火焰高」(多くの人が薪を拾えば炎は高く燃える)ですね!
本コースは、初級で学んだ中国語の基礎を深化させ、慣用句や四字熟語を駆使した自然な表現を身につける約半年のプログラムです。
全15回、各回90分のZoomでの授業を少人数制で実施。
カリキュラムは、実践的な会話力向上を目指し、「一石二鳥」(一つの石で二羽の鳥を落とす)のように効率的な学びを提供します。
具体的には、「守株待兔」(株を守って兎を待つ)などの慣用句や、「一帆风顺」(順風満帆)といった四字熟語を、ビジネスや日常会話のシーンで使いこなす練習を重ねます。
初回授業では、全国各地の受講生が集まり、「一见如故」(初めて会ったのに旧知の仲)の和やかな雰囲気で始まりました。
受講者の方からは「実務で使える表現が楽しみ」「仲間との学びが刺激的」との声が寄せられ、私たち講師も「喜出望外」(期待以上の喜び)です。
経験豊富な講師が、個々の進度に応じた指導で「循序渐进」(着実に進む)学びをサポート。
今後も「精益求精」(さらなる向上を目指す)精神で、皆様の期待に応える講座を目指します。
長文リスニングを楽しく上達!中国語学習者のためのコツ
1. 少しずつステップアップしましょう
「我喜欢吃中餐。」のような簡単な文を何度も聞いて、単語や発音に慣れましょう。
テキストにある友達同士の簡単な会話や、店員さんとのやり取りを聞いてみてください。たとえば、レストランで注文するシーンなど、日常的でイメージしやすいものが良いです。
ニュースの短いまとめや、物語のワンシーンに挑戦しましょう。全部理解できなくても、「大体こんな話かな?」と掴めれば十分です。
このステップを繰り返すと、だんだん長文に慣れてきます。焦らず、自分のペースで進めてくださいね!
2. キー単語をキャッチするコツを覚えましょう
長文を聞くと、全部聞き取ろうとして頭がパニックになってしまうこと、ありますよね。
でも、実はすべての単語を聞き取らなくても大丈夫です!
話の中心となる「キー単語」や「キーフレーズ」をキャッチできれば、全体の意味や流れが分かります。
どうやって練習するのか、具体的にご紹介しますね:
リスニング素材を聞く前に、どんな話題か軽く確認しましょう。
例えば、旅行の話なら「飞机」「酒店」「旅游景点」「预订」などの単語をピックアップします。
ノートに書いて発音を練習したり、意味をイメージしておくと、耳で聞いたときに「これ知ってる!」と反応しやすくなります。
音声を聞きながら、準備した単語が出てきたらノートやスマホにメモする練習をしてみましょう。
たとえば、1分の旅行トークを聞いて、「飞机」や「酒店」が聞こえたら、すぐにその単語だけをサッと書き出します。
ポイントは、文やフレーズを全部書こうとすると追い付かなくなるので、細かい文法や知らない単語は気にせず、聞こえたキー単語だけに集中すること。
メモは後で振り返るときに役立つので、シンプルでOK!
シャドーイングってご存じですか?
聞こえた中国語を少し遅れてマネして言う練習です。
長文の流れやリズムをつかむのにとても効果的です!
やり方は簡単です。
1分くらいの短い音声を選びます。
最初は文字を見ながら、音声を聞いてマネしてみます。
慣れたらテキストなしで、聞こえたまま繰り返します。
最初は難しくても、だんだん耳が中国語のスピードに慣れてきます。
週に2~3回、5分くらいやってみてください。
好きなドラマのシーンを選ぶと、テンションも上がります!
長文を聞いた後、内容を誰かに話したり、自分でまとめることで、もっと理解が深まります。
こんな風にやってみてください。
音声を聞いた後、「何の話だった?」「どんな気持ちになった?」と自分に質問します。
簡単な文で内容を説明してみます(例:「この話は、女の子が旅行に行って、楽しかったって話!」)。
友達や先生と一緒に聞いた場合、ペアで「どんな話だった?」と話し合うのも楽しいです!
これをやると、ただ聞くだけじゃなくて「考える」力がつくので、リスニングがもっと楽になります。
リスニングは、毎日少しずつ続けるのが一番です!
忙しくても、10分でいいので中国語を聞く時間を作ってみてください。
こんな習慣がおすすめです。
毎日10分のリスニング:中国語のドラマや映画を聞いてみます。字幕付きでも大丈夫です!ストーリーを楽しむのではなく、「聞く」方に集中してください。
好きなテーマを選ぶ:料理、旅行、ファッションなど、興味がある内容だと続けやすいですね。
リスニング日記:聞いた内容を1~2文でノートに書きます。
クラスの仲間や先生と「今週は何を聞いた?」ってシェアすると、モチベーションもアップしますよ。
まとめ
長文のリスニングは、ステップアップ練習、キー単語キャッチ、シャドーイング、話す練習、毎日コツコツで、絶対に上達します!
最初は難しくても、小さな成功を積み重ねていくうちに、「あ、聞き取れた!」って瞬間が増えてきます。
好きな中国語のコンテンツを使って、楽しみながら続けてくださいね。どんどんリスニング力を伸ばしていきましょう!
「过去」と「以前」の違い:中国語の時間表現を分かりやすく解説
みなさん、こんにちは。 大家好!
今回は私たちがよく混乱する二つの時間表現「过去(guòqù)」と「以前(yǐqián)」について解説します。
この二つの言葉、どちらも「昔」や「前に」という意味で使われますが、ニュアンスや使い方には微妙な違いがあります。
一緒に学んでいきましょう!
「过去(guòqù)」とは?
「过去」は「昔」「過去」「今とは違う時代」という意味を持ちます。
この言葉の大きな特徴は「今と違う」「変化がある」というイメージが強いことです。
つまり、「昔は〜だったけど、今は違う」という対比を表現するときによく使われます。
また、「过去」は名詞として単独で使うことが可能です。
例えば「过去」だけで「昔」という意味になります。
例文で理解しましょう:
过去很穷,现在生活好多了。 (昔はとても貧しかったが、今は生活がずっと良くなった。)
他很怀念过去的校园生活。 (彼は昔のキャンパスライフを懐かしんでいる。)
我不想再提过去的事。 (過去のことをもう思い出したくない。)
「过去」を使うときは、「今とは異なる状態」「変化した状態」を強調しているイメージを持つと良いでしょう。
「以前(yǐqián)」とは?
一方、「以前」は「〜より前」「前に」「かつて」という意味です。
この言葉の特徴は、単に「ある時点より前」という時間的な説明をしているだけだということです。
「変化」のニュアンスはあまり強くありません。変化があってもなくても使えるので、単純に過去のことを言うときに便利です。
また、「以前」は名詞として単独では使いにくく、基本的に後ろに内容(名詞や文)をつけて使います。
例文で理解しましょう:
我以前住在北京,现在住在上海。 (前は北京に住んでいた、今は上海に住んでいる。)
他以前不喝酒,现在也不喝。 (彼は以前はお酒を飲まなかった、今も飲まない。)
以前的手机没有现在这么先进。 (以前の携帯電話は今のように先進的ではなかった。)
「以前」は単に「時間的に前」という事実を伝えるときに使うのがポイントです。
実際の会話で覚えよう!
医生:您以前的饮食习惯是怎样的?
(医者:あなたの以前の食習慣はどのようなものでしたか?)
病人:过去我特别喜欢吃油炸食品和甜食,几乎不吃蔬菜。
(患者:前は特に揚げ物や甘いものが好きで、ほとんど野菜を食べませんでした。)
医生:那现在呢?
(医者:では、今はどうですか?)
病人:现在我每天都吃蔬菜水果,过去那些不健康习惯都改掉了。
(患者:今は毎日野菜や果物を食べています。以前の健康的ではない習慣はすべて改めました。)
この会話では、「以前」は単に時間を表し、「过去」は今とは違う昔の自分を表すというニュアンスで使われています。
使い分けのコツ(簡単に言うと)
変化がポイントなら「过去」
時間・時期がポイントなら「以前」
補足ポイント
「过去」は名詞として単独で使える(例:「过去的生活」)
「以前」は単独で使うのは難しく、後ろに文が続くのが一般的(例:「以前的习惯」「以前吃过」)
日常会話で意識して使い分けることで、表現がより自然になりますよ!ぜひ活用してみてください。
新しい季節、新しい挑戦!——中国語学習者のみなさんへ
大家好!みなさん、こんにちは。
桜が見ごろを迎えています。
今週末、お花見に出かけられた方も多いのではないでしょうか。
4月、新年度が始まり、新たな環境や学びに向き合っておられる方も多いことと存じます。
この時期、中国語の学習をスタートされた方、あるいは、これまで取り組んできた中国語学習をあらためて頑張ろうと気持ちを新たにしている方も、きっと多いことでしょう。
中国語学習は、長距離マラソン
まず最初にお伝えしたいのはこれです。
学习没有捷径,但确有稳步前进的道路。
(Xuéxí méiyǒu jiéjìng,dàn què yǒu wěnbù qiánjìn de dàolù.)
=学習に近道はない。でも、確実に前に進める道はある。
中国語の勉強を続けていると、誰でも一度は思います。
「全然覚えられない」
「発音が難しすぎる」
「聞き取れない」
「話せない」
でも、それはみんな同じです。あなた一人だけではありません。
私も、かつてこの壁にぶつかってきましたし、多くの受講者の方からもよく聞くことです。
でも、そんなときにこそ
慢慢来,别着急。
(Màn man lái, bié zháojí.)
=ゆっくりでいいよ、焦らないで。
慌てず、自分のペースで大丈夫。
焦ると逆に遠回りになることもあります。
今日聞き取れないフレーズも、1か月後に急にわかるようになっていることもあります。
中国語は「音」で感じる言語
日本語と中国語は、全然違う言語です。特に最初に苦労するのは「発音」ですね。
四声(声調)、ピンイン、rの音、q・x・zh・chの音…。全部完璧にしようとすると、イヤになってしまうことも。
まずは、「耳を慣らす」「マネする」これが大事です。
意味がわからなくても、中国語のフレーズを声に出して言ってみましょう。
語学学習は、積み重ねの世界です
まず、語学学習において何より大切なのは「続けること」です。
すぐに結果が出ないと感じることもあるでしょう。しかし、語学学習とはそういうものです。
“不积跬步,无以至千里。”
(bù jī kuǐ bù, wú yǐ zhì qiān lǐ.)
意思是:不积累一步半步的行程,就没有办法达到千里之远。
=わずかな歩みを積み重ねなければ、千里の道にはたどり着けない。(『荀子』より)
たとえ一日10分でも、5分でも、中国語に触れ続けることが未来につながります。
「今日は全然勉強できなかった」と落ち込む必要はありません。
昨日より1語でも新しい言葉を知ったなら、それは十分な前進です。
“每天进步一点点。”
(Měi tiān jìn bù yì diǎn diǎn.)
=毎日少しずつ進歩する。
この気持ちで、無理なく続けていきましょう。
発音や文法の壁にぶつかったとき
中国語学習者が最初に直面する壁は、やはり発音や声調(四声)、そして文法の違いです。
例えば、多くの学習者の方が「r音」や「四声」に悩まされます。
しかし、ご安心ください。これは、誰もが通る道です。大切なのは、まずは真似をして声に出すことです。
“大胆开口,不怕说错。”
(Dà dǎn kāi kǒu, bú pà shuō cuò.)
=思いきって口に出し、言い間違いを恐れない。
間違いを恐れるあまり、口を閉ざしてしまうと、いつまでも発音は上達しません。
むしろ、間違えることで気づきが生まれ、学びが深まります。
私は授業でいつも「たくさん間違えてください」と言っています。
また、耳を慣らすことも大変重要です。
ニュースやドラマ、短い動画など、自分の好きな素材を見つけて、少しずつ中国語に触れてください。
“多听多说,多看多练。”
(Duō tīng duō shuō, duō kàn duō liàn.)
=たくさん聞き、たくさん話し、たくさん見て、たくさん練習する。
この積み重ねこそが、確実な力になります。
中国語を学ぶ意味とは
中国語を学ぶことは、単なる知識の習得ではありません。
異なる文化や価値観に触れ、新しい世界を知る扉でもあります。
例えば、私の生徒さんの一人は中国のテレビドラマが大好きです。
ドラマを見ているとき、言葉だけでなく、その背景にある文化にも自然と目が向くようになったと言います。
「セリフの意味がわかるのはもちろん嬉しいけど、それ以上に面白いのは、例えば部屋の中に置かれているものや、登場人物の服装、食器、インテリアの違いなんです。『へえ、日本とはこんなところが違うんだ』って思いながら見るのが楽しいんです。」
そう話してくれました。
確かに、中国語を学ぶことで、こうした「気づき」がどんどん増えていきます。
単に単語や文法を覚えるだけでなく、その言葉が使われている世界全体が少しずつ見えてくる——これが語学学習の大きな魅力の一つです。
最後に
学習は焦らず、自分のペースで続けていくことが大切です。
時には立ち止まっても大丈夫です。
“不怕慢,就怕停。”
(Bú pà màn, jiù pà tíng.)
=ゆっくりでもかまわない、大切なのは止まらないこと。
中国語の世界は奥深く、学ぶほどに面白さが増していきます。
みなさまの中国語学習が楽しく、実りあるものになるよう、心から応援しています。
“加油!相信自己!”
(Jiā yóu! xiāng xìn zì jǐ!)
=がんばって!自分を信じて!