よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!第5回:「掩耳盗铃 」
大家好、みなさん、こんにちは。
成語シリーズ第5回は、人間の“あるある”が詰まりすぎていて、現代にも刺さりまくる—— 掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)
「自分だけ聞かなければOK」…それ、自己欺瞞です 。

1) まず意味:掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)って何?
直訳:耳をふさいで鈴(本来は鐘)を盗む。
意味:
- 相手をだまそうとして、結局は自分をだましている
- バレバレなのに「大丈夫!」と思い込む(自己欺瞞)
成語辞典には、「鈴」は元々「鍾(鐘)」で、盗む時に音が鳴るのが怖くて自分の耳を塞いだ、という典源説明が載っています。典出は『呂氏春秋・不苟论・自知』です。
2) 由来(故事):鐘を盗む泥棒の“思考停止ギャグ”
春秋時代、晋(jìn)で范氏(fàn shì)が滅びたあと、ある人が屋敷で大きな鐘(zhōng)を見つけます。
「これ、持って帰れたら儲かる…!」
ところが鐘は大きすぎて背負えない。
そこで泥棒は考えます。
「よし、壊して持って帰ろう!」
でも叩いた瞬間、鐘がゴーン!と鳴り響く。
泥棒は焦って思います。
「この音を聞いた人が来て奪うかもしれない!」
そして、まさかの行動。
自分の耳を両手でふさいだんです。
「自分が聞こえないなら、他人も聞こえないはず!」という、完全にズレた発想。
この「愚かな自己欺瞞」を切り取ってできたのが
掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)。
「妄想で人を欺こうとして、結局自分を欺いている」という意味で使われます。
3) 現代の使い方:初心者はこの3シーンだけで即戦力
A. 仕事:問題を見ないふり(でも全員気づいてる)
例:ミスが出ているのに「気のせい」で済ませる、数字が悪いのに報告をぼかす…
→ 掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)
B. 勉強:やってないのに「やった気」
例:単語帳を開いただけで安心、動画を流して“勉強した感”
→ 掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)
C. 人間関係:言い訳で自分を正当化
例:相手が嫌がってるのに「気のせい」「冗談やん」
→ これも 掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)
※注意:相手に直接言うと強めに刺さります。まずは「自分への戒め」にすると使いやすいです(ブログ読者にもおすすめ)。
4) 例文(短くて使える3つ)
1. 你这样做有点掩耳盗铃。(nǐ zhèyàng zuò yǒudiǎn yǎn ěr dào líng.)
そのやり方、ちょっと“掩耳盗铃”っぽいよ(=自己欺瞞だよ)。
2. 问题摆在那儿,不解决就是掩耳盗铃。(wèntí bǎi zài nàr, bù jiějué jiù shì yǎn ěr dào líng.)
問題が目の前にあるのに解決しないのは、掩耳盗铃だよ。
3. 以为别人不知道,其实是掩耳盗铃。(yǐwéi biérén bù zhīdào, qíshí shì yǎn ěr dào líng.)
バレてないと思ってるだけで、実は掩耳盗铃。
5) ミニ会話(3往復):職場で“やんわり”現実に戻す
A:这事先别说吧,应该没人发现。(zhè shì xiān bié shuō ba, yīnggāi méi rén fāxiàn.)
B:我觉得大家其实都看得出来。(wǒ juéde dàjiā qíshí dōu kàn de chūlái.)
A:真的吗?(zhēn de ma?)
B:如果我们装作没事,有点掩耳盗铃。(rúguǒ wǒmen zhuāng zuò méi shì, yǒudiǎn yǎn ěr dào líng.)
A:那你建议怎么做?(nà nǐ jiànyì zěnme zuò?)
B:先把问题说清楚,再想解决办法。(xiān bǎ wèntí shuō qīngchǔ, zài xiǎng jiějué bànfǎ.)
まとめ(今日の一言)
掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)=「現実は変わらないのに、自分だけ安心してる状態」。
「耳をふさいでも音は消えない」——この当たり前が、人生でも仕事でも刺さります。
あなたの最近の“掩耳盗铃”は何でしたか?

次回予告:第6回は 刻舟求剑(kè zhōu qiú jiàn)。
「状況が動いてるのに、考え方だけ止まってる」——現代人の事故成語です。
よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!第4回「自相矛盾」
大家好、みなさん、こんにちは。
成語シリーズ第4回は、日常でも仕事でも出番が多い「自相矛盾」の意味と使い方。
「それ、言ってること逆だよ?」を上品に言える成語です。

1) まず意味:自相矛盾(Zì xiāng máo dùn)って何?
まずは基本の意味から押さえましょう。
直訳:自ら矛(ほこ)と盾(たて)を相(あい)する
核心の意味:言っていること(またはやっていること)が前後で食い違っている/主張同士がぶつかって成り立たない
日本語相当語:矛盾している/自己矛盾/辻褄が合わない
辞書的には「言語や行動が前後呼応せず、互いに抵触すること」と説明されています。
つまり一言で言うと、
「それ、さっきの話と合わなくない?」 を成語でスマートに表現できます。
2) 由来(故事):最強の盾と最強の矛を売る商人の“セルフ事故”
この成語の典拠は 『韓非子(Hán Fēi Zǐ)』の「難一」 です。原文は以下のような内容です。
〈 楚人有鬻盾与矛者,誉之曰:“吾盾之坚,物莫能陷也。”又誉其矛曰:“吾矛之利,于物无不陷也。”或曰:“以子之矛,陷子之盾,何如?”其人弗能应也。〉
(楚の国に盾と矛を売る者がいた。その者、誉めて言うことには「我が盾の堅いこと、物でこれを陥れ(突き通せ)るものはない」。またその矛を誉めて「我が矛の鋭いこと、物で陥れ(突き通せ)ぬものはない」と言った。ある人が言うことには「あなたの矛で、あなたの盾を突いたらどうなるのか?」と。その人は答えることができなかった。)
ストーリーはこうです。
市場で、楚(Chǔ)の国の商人が「盾(dùn)」と「矛(máo)」を売っていました。
商人はまず盾を褒めます。
「この盾はどんなに鋭い矛でも絶対に突き通せません!」
次に矛を褒めます。
「この矛はどんなに堅い盾でも簡単に突き通せます!」
ここで通りかかった客が一言。
「じゃあさ、あなたの一番強い矛で、あなたの一番堅い盾を突いたらどうなるの?」
——商人、沈黙。
どっちを立てても、もう片方が崩れます。
この 「自分の言葉で自分が詰む」 状態を、ぎゅっと4文字に圧縮したのが
自相矛盾(Zì xiāng máo dùn) です。
3) 現代の使い方:どんな場面で言う?
初心者は、まずこの3場面だけ押さえればOKです。
A. 会話:相手の言い分が前後で変わる
「さっきOKって言ったのに、今はダメ?」
こういう時に「それ、矛盾してるね」と指摘できます。
B. 仕事:資料・ルール・方針がぶつかってる
「コストは下げろ。でも品質は上げろ。納期も短縮。」
現場あるあるの“矛盾”を指摘するときに便利です。
C. 自分へのツッコミ(これが一番安全)
相手を責めるより、まずはこれ。
「自分、今ちょっと矛盾してたな…」 のセルフ修正に使うと好感度が高いです。
4) 例文(初心者でもコピペで使える3つ)
1. 你这句话有点自相矛盾。 (Nǐ zhè jù huà yǒudiǎn zì xiāng máo dùn.)
その言い方、ちょっと矛盾してるかも。
2. 你一边说想省钱,一边又想买最贵的,这不是自相矛盾吗?
(Nǐ yìbiān shuō xiǎng shěngqián, yìbiān yòu xiǎng mǎi zuì guì de, zhè bú shì zì xiāng máo dùn ma?)
節約したいのに一番高いの買いたいって、矛盾してない?
3. 这个方案看起来自相矛盾,需要再整理一下。
(Zhè ge fāng'àn kàn qǐlái zì xiāng máo dùn, xūyào zài zhěnglǐ yíxià.)
この案、矛盾があるっぽいから、もう一回整理しよう。
5) ミニ会話(3往復):仕事で“角を立てずに”矛盾を指摘する
A:我们要提高质量,同时把成本降到一半。 (Wǒmen yào tígāo zhìliàng, tóngshí bǎ chéngběn jiàng dào yíbàn.)
「品質を上げつつ、コストも半分にしよう」
B:我明白你的意思。 (Wǒ míngbái nǐ de yìsi.)
「おっしゃりたいことはわかります」
A:那就这样定了? (Nà jiù zhèyàng dìng le?)
「じゃあ、これで決まりでいい?」
B:我担心这两点有点自相矛盾。 (Wǒ dānxīn zhè liǎng diǎn yǒudiǎn zì xiāng máo dùn.)
「この二つの要件、ちょっと矛盾しているんじゃないかと心配です」
A:你觉得怎么调整比较好? (Nǐ juéde zěnme tiáozhěng bǐjiào hǎo?)
「どう調整したらいいと思う?」
B:我们先确定优先级,再决定预算。 (Wǒmen xiān quèdìng yōuxiānjí, zài juédìng yùsuàn.)
「まず優先順位を決めてから、予算を決めませんか?」
6) 今日のまとめ(覚え方)
自相矛盾(Zì xiāng máo dùn)の記憶イメージ
「言葉同士がぶつかって成立しない」
由来は「最強の盾・最強の矛」を同時に売ろうとして詰んだ商人の話。
このストーリーを思い出せば、意味も使い方も一発で定着します。
会話で指摘するときは、相手を追い詰めるのではなく、「一緒に整理しましょう」 のニュアンスで使うのがスマートです。
参考(由来・出典):故事と意味の説明は、『韓非子・難一』および一般的な成語解説に基づいています。
次回予告:第5回は 掩耳盗铃(Yǎn ěr dào líng)。
「自分の耳をふさいだら、バレないと思ってる」——人間臭すぎる事故成語です。お楽しみに!
よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!第3回「亡羊补牢」
大家好、みなさん、こんにちは。
成語シリーズ第3回は、落ち込んでるときほど効く一言——亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo) を完全版でいきます。
「やらかしてからでも遅くない」—失敗後の最強リカバリー成語です。

1) まず意味:亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo)って何?
まずは基本の意味から押さえましょう。
直訳:羊(yáng)を失ってから、囲い(牢:láo)を補修する(补:bǔ)
核心の意味 : 失敗してからでも、すぐ対策すれば被害は止められる/ミス後のリカバリーは、やらないよりずっと良い(まだ遅くない)
日本語相当語 : 後の祭り(※注意:日本語の「後の祭り」は「手遅れ」の意味なので要注意)/遅くない、今からでも/リカバリー可能
ポイントはここ。
この成語、よく誤解されがちですが、「遅い」「手遅れ」じゃありません。
“今やれば間に合う”という前向きな励ましです。
2) 由来(故事):王が楽しみすぎて国がピンチ→でも立て直した
この成語は 『戦国策・楚策四』 の言葉として有名です。
〈 见兔而顾犬,未为晚也;亡羊而补牢,未为迟也。〉
(ウサギを見てから犬を呼んでも遅くない。羊を失ってから囲いを直しても遅くない)
背景にある話はこうです。
楚(Chǔ)の王さま(楚顷襄王:Chǔ Qǐngxiāngwáng) が遊びに夢中で、政治がぐらぐら。
家臣の庄辛(Zhuāng Xīn) が何度も忠告するのに、王は聞きません。
その結果、本当に国が攻められて大ピンチに。
王はようやく後悔して庄辛を呼び戻し、「今からどうしたらいい?」と相談します。
そこで庄辛が言ったのが上の名台詞。
亡羊补牢,未为迟也(wáng yáng bǔ láo, wèi wéi chí yě)
=「羊を失ってから囲いを直しても遅くない」。
つまり「もう終わりだ」と諦めるんじゃなく、
“今から補強して、これ以上失わなければいい” というリカバリーの思想なんです。
(後世では、狼に羊を取られてから羊小屋を直す寓話としても広く語られます。同じ結論=「今すぐ直せ」です)
3) 現代の使い方:どんな場面で言う?
初心者は、まずこの3場面だけ押さえればOKです。
A. 仕事:ミスした後の「次の一手」を促す
納期遅れ、確認漏れ、送信ミス…
でも「次に何をするか」を決めれば被害は止まる。
→ ここで 亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo)
B. 勉強:テスト後に勉強法を変える
落ちた/点が取れなかった
→ 「間違いノート作る」「発音を直す」など、対策で次が変わる
→ 亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo)
C. 人間関係:言い方がきつかった、誤解が出た
早めに謝る、説明する、フォローする
→ それが 亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo)
※使い方のコツ:相手を責めるより、
「今から修正しよう」の合図として言うと、感じが良いです。
4) 例文(初心者でもコピペで使える3つ)
1. 现在亡羊补牢还来得及。 (Xiànzài wáng yáng bǔ láo hái láidejí.)
今からリカバリーすればまだ間に合う。
2. 出了问题就赶紧改,亡羊补牢。 (Chū le wèntí jiù gǎnjǐn gǎi, wáng yáng bǔ láo.)
問題が出たらすぐ直そう。亡羊补牢だよ。
3. 这次没做好没关系,亡羊补牢,下次会更好。 (Zhè cì méi zuò hǎo méi guānxi, wáng yáng bǔ láo, xià cì huì gèng hǎo.)
今回うまくいかなくても大丈夫。今から直せば次は良くなる。
5) ミニ会話(3往復):仕事のミス後に“建設的に”立て直す
A:糟糕,我发错文件了。 (Zāogāo, wǒ fācuò wénjiàn le.)
「やばい、ファイルを間違って送っちゃった」
B:没事,现在亡羊补牢还来得及。 (Méi shì, xiànzài wáng yáng bǔ láo hái láidejí.)
「大丈夫、今からリカバリーすれば間に合うよ」
A:我马上再发一次。 (Wǒ mǎshàng zài fā yí cì.)
「すぐに再送する」
B:再发的时候说明一下就好。 (Zài fā de shíhou shuōmíng yíxià jiù hǎo.)
「送るときに一言説明入れれば大丈夫」
A:好的,我会写清楚。 (Hǎo de, wǒ huì xiě qīngchǔ.)
「うん、ちゃんと書いておく」
B:对,这就是亡羊补牢。 (Duì, zhè jiù shì wáng yáng bǔ láo.)
「そう、それこそが亡羊补牢だよ」
6) 今日のまとめ(覚え方)
亡羊补牢(wáng yáng bǔ láo)の記憶イメージ
「やらかした後が勝負。今すぐ塞げば損失は止まる」
落ち込んだ人を前向きにさせる、すごく“使える”成語です。
参考(由来・出典):故事と意味の説明は、『戦国策・楚策四』および百度百科「亡羊补牢」の解説に基づいています。
次回予告(第4回)
第4回は 自相矛盾(zì xiāng máo dùn)。
「言ってることが矛盾してる!」を成語で一撃で言える回です。お楽しみに!
よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!第2回「守株待兔」
大家好、みなさん、こんにちは。
成語シリーズ第2回は、故事がかわいいのに教訓が痛い——守株待兔(Shǒu zhū dài tù) をいきましょう。

1) まず意味:守株待兔(Shǒu zhū dài tù)って何?
まずは基本の意味から押さえましょう。
直訳: 切り株(株)を守って、ウサギ(兔)を待つ|
核心の意味 : 偶然のラッキーを当てにして努力しない/一度うまくいった方法にしがみついて変えない|
日本語相当語 : 棚ぼた待ち / 幸運頼み / 融通が利かない
つまり一言で言うと、
「それ、ずっと待ってても来ないよ?」 を成語でバシッと言える表現です。
2) 由来(故事):ウサギ1匹に人生を賭けた農夫
出典は 『韓非子(Hán Fēi Zǐ)』の「五蠹」 に出てきます。原文はこちら:
〈 宋人有耕者。田中有株,兔走触株,折颈而死。因释其耒而守株,冀复得兔。兔不可复得,而身为宋国笑。〉
(宋の国の農夫が畑を耕していた。畑に切り株があり、ウサギが走ってきてぶつかり首を折って死んだ。農夫はすきを捨てて切り株のそばで待ち、またウサギが来ることを期待した。しかし二度と来ず、宋の国の笑い者になった)
ストーリーはこうです。
宋(Sòng)の国の農夫が畑を耕していたら、たまたまウサギが猛スピードで走ってきて、畑の切り株に激突して死んでしまいました。
農夫は「うわ、今日はついてる!」とウサギを拾って帰り、すっかり味をしめます。
そして翌日から、農具を置いて畑仕事をやめ、切り株の横に座り込み、
「またウサギが来て勝手に当たって死なないかな〜」 と待ち続けます。
当然、そんな都合のいいことは二度と起きません。
その間に畑は荒れて雑草だらけ。
結局、ウサギも来ない、収穫もなくなる、挙句の果てには国中の笑い者に。
——これが 守株待兔(Shǒu zhū dài tù) の核心です。
3) 現代の使い方:どんな場面で言う?
初心者は、まずこの3場面だけ押さえればOKです。
A. 仕事:昔の成功パターンに固執する人へ
「前はこれで当たったから、今回も同じでいけるはず」
→ 状況が変わっているのに変えないのは 守株待兔(Shǒu zhū dài tù)
B. 勉強:一夜漬けがたまたま当たった人へ
「前回、奇跡的にいけたから今回も…」
→ それは再現性がない、つまり 守株待兔(Shǒu zhū dài tù)
C. 恋愛:向こうから来るのを待ち続ける
「いつか向こうから誘ってくれるはず」だけで動かない
→ それも 守株待兔(Shǒu zhū dài tù) になりがち
※注意:相手に直接言うと刺さるので、まずは「自分の戒め」として使うと安全です。
4) 例文(初心者でもコピペで使える3つ)
1. 别守株待兔了,主动一点吧。 (Bié shǒu zhū dài tù le, zhǔdòng yìdiǎn ba.)
棚ぼた待ちやめて、ちょっと動こうよ。
2. 光靠运气是守株待兔。 (Guāng kào yùnqì shì shǒu zhū dài tù.)
運だけ頼みは「守株待兔」だよ。
3. 市场变了,还用老办法就是守株待兔。 (Shìchǎng biàn le, hái yòng lǎo bànfǎ jiù shì shǒu zhū dài tù.)
市場が変わったのに古いやり方のまま=守株待兔。
5) ミニ会話(3往復):仕事の「過去の成功待ち」をやんわり止める
A:上次那样做成功了,这次也照样吧。 (Shàng cì nàyàng zuò chénggōng le, zhè cì yě zhàoyàng ba.)
「前回ああやったら成功したから、今回も同じでいこうよ」
B:这次环境不一样了。 (Zhè cì huánjìng bù yíyàng le.)
「でも今回は状況が違うよ」
A:你的意思是…? (Nǐ de yìsi shì...?)
「つまり…どういうこと?」
B:我怕这样有点守株待兔。 (Wǒ pà zhèyàng yǒudiǎn shǒu zhū dài tù.)
「それってちょっと守株待兔(棚ぼた待ち) になりそうで心配だな」
A:那你建议怎么改? (Nà nǐ jiànyì zěnme gǎi?)
「じゃあ、どう変えたらいいと思う?」
B:我们先试一个新方法。 (Wǒmen xiān shì yí ge xīn fāngfǎ.)
「まずは新しい方法を試してみよう」
6) 今日のまとめ(覚え方)
守株待兔(Shǒu zhū dài tù)の記憶イメージ
「一回の偶然に人生を賭けるな」
しかもこの成語は、「ラッキー待ち」への戒めであると同時に、「変わった状況なのに古い方法にしがみつくな」 という二重の教訓を含んでいます。
「努力しろ」というより、「再現性のあるやり方に切り替えよう」 という、現代でもめちゃくちゃ使える教訓です。
切り株の前でじっと座り続ける農夫の姿を思い浮かべれば、もう忘れません。
参考(由来・出典):故事と意味の説明は、『韓非子・五蠹』および百度百科「守株待兔」の解説に基づいています。
次回予告(第3回)
第3回は 亡羊补牢(Wáng yáng bǔ láo)。 「失敗してからでも修正すれば間に合う」——これも日常で超使える成語です。お楽しみ
よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!第1回「画蛇添足」
大家好、みなさん、こんにちは。
中国語の学習を進めていると、「成語 」ってけっこう難しいですよね。でも実は、成語には面白いストーリーが隠れていて、それを知ると驚くほど記憶に残るんですよ。
このシリーズ「よく使う中国語成語:おもしろ由来で一発暗記!(全10回)」では、日常会話でバンバン使える成語を、楽しいエピソードとともに紹介していきます。
記念すべき第1回は、中国語学習者なら絶対に知っておきたい王道成語——画蛇添足(huà shé tiān zú) です!

1) まず意味:画蛇添足(huà shé tiān zú)って何?
直訳:蛇を描いたのに、足まで描き足す。
意味:
- 余計なことをして台無しにする
- やらなくていい一手間で、逆に損をする
日本語だと「蛇足」「余計なこと」「やりすぎ」が近いですね。
(※中国語でもこの成語1本でバシッと伝わります)
2) 由来(故事):酒1壺をめぐる“画力バトル”の結末
昔、楚(chǔ)の国で、祭祀のあとに酒が一壺だけ配られました。
でも人数が多くて、みんなで飲むと足りない。1人で飲むと余る。
そこで誰かが言います。
「地面に蛇を描こう。一番早く描けた人が酒を飲めるってことで!」
みんなが描き始め、ある男が最初に描き終えて勝利確定。
……ところがこの男、ここで欲が出ます。
「俺はすごいぞ。蛇に足も描ける!」
と、蛇に足を描き足し始めた瞬間——
別の男が蛇を描き終えて、こう言いました。
「蛇には足なんてない。足を描いたら蛇じゃないだろ?」
そして酒を奪って飲んでしまった。
余計な“足”のせいで、勝っていたのに負けた。
これが 画蛇添足(huà shé tiān zú) の由来です。
実は、この話は戦争を止めるためのたとえ話として語られたものなんです。
斉の国の使者・陳軫(ちんしん)が、戦いに連勝して油断する楚の武将・昭陽(しょうよう)に対し、「これ以上、功績を求めると、かえってすべてを失うことになりますよ」と諭すために、この「蛇足」の話を使いました。つまり、余計な戦いを仕掛ければ、今までの勝利さえも無駄になりかねない、という教えだったのです。
この故事は『戦国策・斉策二』に見えます。
3) 現代の使い方:どんな場面で言う?
初心者は、まずこの3場面だけ押さえればOKです。
A. 仕事:資料・プレゼンを盛りすぎた
「もう十分伝わってるのに、装飾や情報を増やして逆に分かりにくい」
→ まさに 画蛇添足(huà shé tiān zú)
B. 人間関係:気を利かせたつもりが地雷
「良かれと思って言った一言で空気が悪くなる」
→ これも 画蛇添足(huà shé tiān zú)
C. 勉強:暗記を盛りすぎて崩壊
「基礎だけで点が取れるのに、難しい表現を詰めてミスる」
→ これも 画蛇添足(huà shé tiān zú)
4) 例文(初心者でもコピペで使える3つ)
1. 你这样解释有点画蛇添足。(Nǐ zhèyàng jiěshì yǒudiǎn huà shé tiān zú.)
その説明、ちょっと余計で逆効果かも。
2. 这句话删掉吧,不然就是画蛇添足。(Zhè jù huà shāndiào ba, bùrán jiù shì huà shé tiān zú.)
この一文は消そう。入れると蛇足になる。
3. 已经很好了,别再改了,改多了就是画蛇添足。(Yǐjīng hěn hǎo le, bié zài gǎi le, gǎi duō le jiù shì huà shé tiān zú.)
もう十分いいよ。これ以上直すと蛇足になる。
5) ミニ会話(3往復):仕事の「盛りすぎ」を止める
A:我又加了三页数据。(Wǒ yòu jiā le sān yè shùjù.)
「データをあと3ページ追加したんだ」
B:其实已经够清楚了。(Qíshí yǐjīng gòu qīngchǔ le.)
「でも、もう十分わかりやすいと思うよ」
A:你觉得会不会画蛇添足?(Nǐ juéde huì bú huì huà shé tiān zú?)
「それって、やりすぎかな?」
B:有一点。(Yǒu yìdiǎn.)
「うん、ちょっとね」
A:那我删掉两页。(Nà wǒ shāndiào liǎng yè.)
「じゃあ2ページ削るよ」
B:对,这样更有力。(Duì, zhèyàng gèng yǒulì.)
「うん、そのほうが引き締まるね」
6) 今日のまとめ(覚え方)
画蛇添足(huà shé tiān zú)=「勝ってたのに、余計な一手で負けた」
この映像が頭に残れば、もう忘れません。
故事の背景にある「これ以上やるとすべてを失う」という深い戒めも、ぜひ覚えておいてください。
参考(由来・出典):
故事と意味の説明は、画蛇添足の典拠(『戦国策』)と一般的解説に基づきました。
次回予告(第2回)
第2回は 守株待兔(shǒu zhū dài tù)。
「ラッキー待ちで動かない」系の、これも日常で超使える成語です。