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2021/03/29

桜の品種といえば、私などは「ソメイヨシノ」しか思いつきませんが、「御車返し(みくるまがえし)」と言う珍しい桜があるのご存知ですか?

 

昨日は雨でしたが、京都山科にある「みささぎの森」に行き、そこでこの珍しい桜を見てきました。

 

「みささぎの森」のオーナーによりますと、1本の木に一重の花と八重の花が咲くそうで、花の先端ほど色が濃くなっていて、花びらが大きいとのことです。

 

確かに花が大きくて存在感があります。





 どうして「御車返し」と呼ばれているかと言うと、

 

昔、御水尾天皇が御車に乗って、この桜の前を通りかかった時に

 

この桜、はたして一重桜か、それとも八重桜なのかと思い、確かめようとして、

 

その御車を引き返したからだそうです。

 

当時の車は、牛車でしょうか、スピードが遅かった。

 

今、車(自動車)でそれが見えるくらいに走っていたら怒られますね。

 

自転車に乗っていても、気づかないと思います。

 

ちなみにアシスト電動自転車はなおさら。




それはさておき、中国語では、

 

后水尾天皇出行,路见一株美丽的樱花,那是单瓣还是八重瓣,御车返回核实了。

 

Hòu Shuǐ wěi tiān huáng chū xíng ,lù jiàn yī zhū měi lì de yīng huā ,nà shì dān bàn hái shì Bā chóng bàn ,yù chē fǎn huí hé shí le 。



核实[héshí]は、「事実を確かめる」という意味です。

 

例文:

核实传言的真伪/うわさの真偽を確かめる

核实事情的真假/ 事の真否を確かめる



さて、確かめた結果はどうだったのでしょうね?

 

たぶん、「一重か八重か、わからんぞよ〜〜」




  • 「京都を巡る中国語ツアーレッスン」

教室から出て、屋外で学びます。

 

日時:4月17日(土) 10:00〜12:00

 

場所:二条城

 

詳細とお申込みはこちらから

 

現場で楽しく中国語を学びましょう。



2021/03/28

先日お花見に行った亀岡の七谷川。



ここに丹波七福神巡りがあります。1番から7番まで約4キロ。



七福神を参拝すると七つの災難が除かれ、七つの幸福が授かると言われています。



この日は残念ながら1番の毘沙門天がお祀りしてある神応寺だけしか行けず、全部は回れませんでした。



レリーフ、石の彫刻がありました。


七福神とは、

 

大黒天(だいこくてん)、大黑天 Dà hēi tiān

 

毘沙門天(びしゃもんてん)、毗沙门天 Pí shā mén tiān

 

恵比寿天(えびすてん)、惠比寿天 Huì bǐ shòu tiān

 

寿老人(じゅろうじん)、寿老人 Shòu lǎo rén

 

福禄寿(ふくろくじゅ)、福禄寿 Fú lù shòu

 

弁財天(べんざいてん)、弁财天 Biàn cái tiān

 

布袋尊(ほていそん)、布袋尊 Bù dài zūn

 

の七つの神様の総称です。



日本では七福神ですが、中国では「八仙海を渡る」と言う諺があるように、七ではなく八人の仙人がおなじみです。



八仙(はっせん)は道教の仙人のなかでも代表的な存在で、様々な階層の人に受け入れられ、とても信仰されています。



掛け軸や陶磁器に描かれるめでたい絵の題材になるなど様々な芸術のモチーフにもなっています。

 

八仙简介:

八仙与道教许多神仙不同,均来自人间,而且都有多彩多姿的凡间故事,之后才得道,与一般神仙神圣庄严的形象截然不同,所以深受民众喜爱。八仙中有将军、皇亲国戚、道士等等,并非生而为仙,而且都有些缺点。



上の文を訳してみました。



八仙プロフィール

 

八仙は道教の多くの神仙とは違って、すべて人間の出身であり、また、様々なこの世間での物語が、後に非凡の境地に達したもので、一般的な神仙の神々しく荘厳な姿とは全く異なるため、多くの人々に愛されている。八仙の中には将軍、皇族、道士などがいて、生まれつきの仙人ではなく、それぞれ若干の欠点がある。



八仙のメンバー紹介

 

李鉄拐(りてっかい、または鉄拐李 (てっかいり、)

漢鍾離(かんしょうり、または鍾離権(しょうりけん)

呂洞賓(りょどうひん)

藍采和(らんさいか)

韓湘子(かんしょうし)

何仙姑(かせんこ)

張果老(ちょうかろう)

曹国舅(そうこっきゅう)

 

八仙といえばこのことわざ!



八仙过海[bā xiān guò hǎi] 



普通は“各显神通gè xiǎn shén tōng”または“各显其能”と続きます。



意味は、「おのおの独自のやり方がある。各自がそれぞれ腕を振るって競う」



語源として、

 

西王母の誕生祝いの帰りに酒に酔った八仙が海の中の仙女をからかったところ、仙女は怒って海を荒らし、八仙に戦いを挑みました。

 

八仙は各自それぞれが神通力を発揮する法器を所持しており、その持ち物で戦い、やっと海を渡ることができたという伝説からきているとのことです。



日本の七福神と中国の八仙、数字の違いだけではなく出身も違うのですね。



いずれにせよ、私たちを守って下さる存在として敬いたいと思います。




【京都を巡る中国語ツアーレッスン】


実践で学びます。

 

京都は観光地がいっぱい!

 

今回は二条城で学びます。

 

日時:4月17日(土) 10:00〜12:00

 

場所:二条城

 

詳細とお申込みはこちらから


今回は方向補語をバッチリ使えるようになりましょう。

2021/03/27

今年は桜の開花が早く、桜前線は、只今、仙台まで北上しているそうです。

 

桜前線についての、記事を日本語と中国語で紹介し、解説します。



【桜前線】さくらぜんせん

 

この言葉は気象庁が作成したサクラの開花時期予想図から来ている。

 

開花予報はソメイヨシノを対象とし、

 

地図上で同じ時に開花する地点を線で結び、

 

それによって南から北へ推移する「桜前線」を形成する。

 

日本は南北に長く

 

毎年3月末に桜前線は九州より北上し始め、

 

5月初めにようやく北海道に至る。

 

開花予想は花見や旅行をする人たちに特に注目される。




“樱花前锋”

 

这个词出自气象厅绘制的樱花开花时间预报图。

 

开花预报“染井吉野樱花”对象,

 

在地图上把同时开花的地点用线条连接起来,

 

从而形成南向北推移的“樱花前锋”。

 

日本国土南北跨度较大,

 

每年三月底,樱花前锋从九州开始北上,

 

一直要到五月初才能到达北海道。

 

开花预报尤其受到赏花人和旅行者的关注。




出自[chūzì] …から出る、出典、出所

 

绘制[huìzhì] (図表などを)制作する

 

以…为〜[yǐ …wéi〜] …を〜する。…を〜とみなす

 

[yóu]…から。場所・時間の起点や発展・変化・範囲などの起点、または経路を表す



ええ?「…から」というのは“从”ではないのですか????

 

はい、そうです、もちろん“从”は「…から」です。由にも「…から」という意味があるのです。

 

‟由”は〔介詞〕、いわゆる前置詞で、

 

ここで使われている場所・時間の起点を表す「〜から」以外にも、

 

☆① 動作・行為の執行者や責任者を導く、(人)…から(…する)、(人)が(…する)、(人)によって(…する)という意味もあります。

例文:现在由我来介绍详细经过。/いま私から詳しいいきさつを説明します。



☆② さらに、事物を構成する成分・材料などを導く、…で.…によって.…から、の意味もあります。

この場合、後に来る動詞は“组成、构成、形成、产生”などがよく続きます。

例文:“信”是会意的汉字,由“人”字和“言”字合成。/「信」は会意文字で,「人」と「言」からなっている。




☆③ また、事物の方法や来源・出どころを表す、…に基づいて.…によって、という意味もあります。

例文:由感冒引起了肺炎fèiyán。/感冒から肺炎を引き起こした。



“从”には☆①、☆②、☆③の用法はありません。



特に☆①の例文で、「私から」という日本語に引きずられて、

 

现在我来介绍详细经过。と言ってしまいがちです。请您注意




最後に一言、便利な使い方をご紹介。



中国語圏からの観光客の方々にガイドするとき、この水を飲めばお金持ちになれるという言い伝えがありますよ、これを食べればと30年長生きすると言われていますよと紹介しますと、なかには怪訝な顔をされる方もいます。そんな時に



‟信不信你。Xìn bú xìn yóu nǐ.”

 

信じるかどうかはあなたしだい。

 

‟信”のところの動詞を変えれば、バリエーションが広がります。

 

是非使ってみてください。



【京都を巡る中国語ツアーレッスン】

現地に赴き、実践で学びます。

 

京都はステキな観光地がいっぱい!

 

今回は二条城で開催。

 

日時:4月17日(土) 10:00〜12:00

 

場所:二条城

 

詳細とお申込みはこちらから



2021/03/26

桜の花もあちこちで満開を迎えています。

 

少し風が吹いてはらはらと花びらが舞い散る桜の木の下で、その花びらを目で追い、彼方に飛んでいくのを見ると、うわあ、きれいと思うとともに、少ししんみりとした気持ちになります。


前のブログに書きましたが、「花」の字は植物が変化する事に由来しているのを思い出すと、つぼみが膨らんで花が咲き満開になって散っていく、全く当たり前のことなのですが、その変化、変わっていく様子をこの目の前で実感し、一種の「はかなさ」を感じてしんみりするのかもしれません。

   (京都 六角堂にて)



花が乱れ散る様子を、中国語では

 

‟落英缤纷luò yīng bīnfēn”

 

形容落花纷纷飘落的美丽情景。

xíng róng luò huā fēn fēn piāo luò de měi lì qíng jǐng 。

 

花びらが漂いながらはらはらと舞い落ちる様子の形容



落lluò 、は文字通り「落ちる」という意味で、

 

‟落花luò huā”は「花が散る」。

 

‟花瓣huābàn落了”は「花びらが散った」になります。

 

‟花瓣huābàn”は「花びら」ですが、

 

書面語で‟英”ともいいます。

 

ですから‟落英”で「花が散る」という意味になりますね。



‟英”といえば、

 

‟英语yīng yǔ”「英語」や、

 

‟英俊yīngjùn”「イケメン」、「才能がすぐれている」などが思い浮かびますが、

 

‟英”には「花びら」という意味もあるということを、この時期のこの機会に覚えていただければと思います。

 

そして、作文などで、

 

‟落英缤纷luò yīng bīnfēn”を

 

使ってみてください。


【京都を巡る中国語ツアーレッスン】

実際に現地に足を運んで、目にしたものをその場で学びます。

 

今回は二条城で学びます。

 

日時:4月17日(土) 10:00〜12:00

 

場所:二条城

 

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2021/03/25

昨日、花見に行ったときに気づいたことがありました。

 

木の幹の途中から、小さな枝が出て花が咲いているのです。

 

結構多くの木で見られました。



樱花树的树身主干上抽芽。

 

Yīng huā shù de shù shēn zhǔ gàn shàng chōu yá.

 

訳:桜の木の主要な幹に芽が出た。

 

解説:抽芽chōuyá は、「芽を吹く、芽が出る」という意味です。

 

抽chōuは、おなじみの「抽烟chōu yān」(タバコを吸う)で学んだことのある方も多いかと思います。

 

抽chōuは、吸う、吸い込むという意味もありますが、

 

また、(間に挟まっているものを)引き出す、抜き出す、引っ張り出す、取り出す、引き抜く、という意味もあるので、

 

(植物の芽が)出る、というのも分かりますね。



ここにはこのような半分傷んだ木もありました。

さらには、どうやら限界になって切られてしまったような、切り株もありました。

帰ってから、幹や枝の途中に芽が吹くことについて、調べてみると、これを「胴吹き」と言い、 

 

古い桜の木ではよく見られ、木の本体が年老いて勢いがなくなってきたので、何とか少しでも生き延びようとしている現象だそうです。

 

「ああ、もうワシも年老いた、せめてこの子に託したい」という想いなのでしょうか。

 

それならば、年老いたって一体何歳?と思い、写真の年輪を数えようとしましたが、見えにくくて断念。

 

調べてみると、桜の寿命は品種によって様々で、

 

野生種だと自然淘汰されて、たくましいので、2000年のもあるとか。

 

2000年って屋久杉なみ!

 

よく見るソメイヨシノは60年くらいだそうです。

 

思ったよりも短いです。

 

桜の花は開花時間が短いですが、樹木自体もそんなに長くはないとは驚きでした。

 

ここの桜の状態からすれば、これらはシニアの桜でしょうか。



小枝を出してガンバレ!



【京都を巡る中国語ツアーレッスン】

 

実践で学びます。

 

京都は観光地がいっぱい!

 

今回は二条城で学びます。

 

日時:4月17日(土) 10:00〜12:00


場所:二条城


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今回は方向補語をバッチリ使えるようになりましょう。


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