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2021/04/17

事実を知った二人は、分かれると思いきや、なんと!

 

韦固说:"刺你的人就是我呀。"随后说出整个事的来龙去脉,夫妻二人益发彼此尊重。后来其妻生子名鲲,官至雁门太守。韦固的妻子也被封为太原郡夫人。宋城令得知此事后,就把这家客店命名为"订婚店"。

  这个故事告诉我们,婚姻因缘之事、业果阴骘之定,终不可违。韦固不承认因果之事,也无法知道被指定的妻子会由老妇怀中的很丑的女婴,出落得容色绝丽、贤惠静淑,为追求门当户对和外在的容色,雇人行刺,造成其容色绝丽妻子被毁,但是未改变与她结为夫妻的事实。



訳文:

韋固は「お前を刺したのは、この私なのだ」と言い、そしていきさつを全て話しました。

 

夫婦はいっそうお互いを尊重し合いました。

 

その後、妻は子を生み、その子は鯤と名付けられ、雁門太守という役職につきました。

 

韋固の妻も太原郡夫人の称号を与えられました。

 

宋城令はこの事を知って、この旅館を「婚約店」と命名しました。

 

この話は、結婚の因縁、業果陰徳の定めには逆らえないということを教えています。

 

韋固は因果を認めず、定められた妻が老婦人の懐に抱かれた非常に醜い女の赤ちゃんから、美しく善良でやさしい女性になるとは知る由もありませんでした。

 

韋固は家柄・財産の釣り合いや外見を追求し、人を雇って刺し、その妻の美しい容姿を傷つけましたが、彼女と夫婦になるという事実は変わりませんでした。




解説:

益发[yìfā] →ますます、いっそう

出落[chūluo] →(少女が年ごろになって)美しくなる



韋固を許したヨメがえらいですね。顔に傷つけられたのに。

 

まあ、いろいろな事情があるのでしょう。

 

今回5回にわたり、翻訳しました。

 

「月下老人」は、「足の赤い紐」と言っていましたが、日本では、「小指の赤い糸」になっていますね。

 

また、本に誰と結ばれるか書いてあると言っていましたが、日本ではそのような「名簿」の話は聞いたことがありません。

 

その点は違うようですが、「運命の人」の存在を語るのは同じのようです。



「その運命の人は、今の夫(妻)ではなく違う人がいい、相手を替えてください!」いうリクエストに「月下老人」は応えてくれるのでしょうか?

 

ええ?そのリクエストしてるの私?

 

(いえいえ、そんなことはありません)


「月下老人」の由来、お読みいただきありがとうございました。



2021/04/16

「月下老人」の続きです。

 

14年後、韋固はどうなっているのでしょう。



又过了十四年,韦固借助父亲的荫庇在相州任职,由于相州刺史王泰欣赏他的才能,刺史把十七岁的女儿嫁给了韦固。

 

刺史之女贤惠静淑,容色华丽。然而她的眉间常贴一花,即使在沐浴闲处之时,也不会除去。过了一年多的时间,韦固感到十分惊讶,猛然想起菜市行刺之事,就开始逼问事情的缘由。

 

他的妻子潸然泪下,说:"我其实只是刺史的养女。我的父亲曾经是宋城的县令,他去世时,我尚在襁褓之中。继而母亲兄长相继去世,只有一个庄园在宋城的南边,我和保姆陈氏居住。由于离市场很近,所以卖菜为生。三岁时,保姆抱我穿行市中,被强徒所刺,现今刀痕尚在,所以以花覆之。七、八年前,养父在卢龙任节度使,收我养女,后嫁君为妻。"  韦固问道:"陈氏一眼失明吗?"其妻对答:"是,你怎么知道?"




訳文:

それから14年が経ち、韋固は父の庇護のおかげで、相州軍で職に就くことになりました。

 

相州の長官、王泰は韋固の才能を高く評価し、17歳の娘を韋固に嫁がせました。

 

長官の娘は善良でやさしく、華やかで美しかったのですが、眉間にはいつも花を貼っていて、入浴する時も取りません。

 

一年余りの間、韋固はいぶかしく思っていましたが、突然、市場の暗殺の事を思い出し、そのわけを問いつめ始めました。

 

妻はさめざめと涙を流し言いました。

 

「実は私は長官の養女なのです。

 

私の父は宋城の県令でしたが、父が亡くなった時、私はまだおくるみの中でした。

 

相次いで母兄が亡くなりまして、宋城の南に一つだけ荘園があり、私はそこで家政婦の陳おばさんと住んでいたのです。

 

市場から近いので、野菜を売って生計を立てていました。

 

三歳の時、家政婦が私を抱いて市場を通り抜けた時、強盗に刺され、

 

その刀の跡がまだ残っているので、花で覆っていたのです。

 

7、8年前、養父が盧竜で節度使(せつどし)を務めた時に、私を養女とし、その後あなたに嫁いだのです。




韋固は「陳おばさんって、片目が見えない?」

 

妻は「はい、どうしてそれをご存じなのですか?」と答えました。  

 

解説:

惊讶[jīngyà]→(事の意外さに)不思議がる、いぶかる

 

猛然[měngrán]→突然、急に。“猛然间měngránjiān”とも

 

逼问〔bīwèn〕→問いつめる

 

潸然[shānrán] →〈書〉涙を流すさま

 


 妻が眉間に花を貼っている、とはまた奇妙な光景です。いったいどのように貼っていたのでしょうか?

 

アロンアルファ?なんやらボンド?セロテープ?シールかな?

 

韋固が一年もヨメが眉間に花を貼っているわけを聞かなかったのも奇妙ですが、まあそこが「お話」です。

 

次は最終回。

 

韋固夫婦は、過去のことを知って、分かれてしまうのでしょうか?



2021/04/15

「月下老人」の由来、第3回目です。

 

韋固は、たいそうご立腹の様子ですが・・・

 

  韦固骂道:"老鬼妖妄言如此荒谬!我出身士大夫之家,婚嫁须门当户对。即使我终究不能娶妇成婚,也可以攀援一些声妓美女。为什么要娶一个那样老妇丑陋的女儿哪?"于是磨了一把小刀,交给他的奴仆说:"你向来干练,如果能为我杀掉这个女孩,我赏你一万钱。"

 

  第二天,奴仆袖揣小刀随他进入菜市,在众人群中行刺。市场一时陷入混乱,韦固和他的仆人在混乱中走脱。离开市场后,韦固急切地问道:"刺中了吗?"他的仆人回答说:"初期我对着她的心脏刺去,不幸只刺在了她的双眉之间。"其后,韦固多次求婚,都没有如愿。  



訳文:

韋固は「あの老ぼれ妖怪の奴め、とんでもない出まかせを言いおって!私は士大夫の家の出身なのだぞ、嫁入りというものは家柄や財産が釣り合わなくてはだめだ。

 

たとえ私が誰かを娶ることができなくても、声妓や美女のパトロンになれるんだ。

 

どうして私があんな醜い老女の娘と結婚するんだ!」と怒鳴りました。

 

そして、小さな刀を研いで使用人に渡して言いました。

 

「お前は、かねてより仕事ぶりがいい。私のためにこの女の子を殺してくれば、1万の金を与えよう。」




翌日、使用人は袖に小刀をしのばせて市場に入って行き、大勢の人込みの中で刃物を振るったのです。

 

市場は一時混乱し、韋固と使用人は混乱の中、逃げ出しました。

 

市場を離れた韋固は切迫した表情で「やったか?」と尋ねました。

 

使用人は「始め心臓を刺そうとしましたが、残念ながら眉間しか刺せませんでした」と答えました。



その後、韋固は何度も女性に求婚しましたが、いずれも願いどおりになりませんでした。  

 




本当に刺しちゃったのですね〜、なんと恐ろしい〜

 

でも女の子の眉間に傷跡が残るのでは!?



単語の解説

 

荒谬 huāngmiù → 荒唐無稽(こうとうむけい)である、道理に合わない、でたらめである



门当户对 mén dāng hù duì →(縁組みをする男女双方の)家柄・財産が釣り合っていること



干练 gànliàn → 有能で練れている

 

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次のお話は14年後のことです。展開や如何に、乞うご期待。




2021/04/14

「月下老人」の由来の続きです。


及至天明,与韦固约定的人一直没有应约。老人也卷书负囊而行。韦固随老人进入市场。正好遇到一个瞎了一只眼的老妇怀抱三岁的女孩而来,衣敝形陋。老人指着女婴说,这就是你的妻子。韦固非常生气,说:"我能杀掉她吗?"老人说:"这个人命该食天禄,绝不可以杀。"说完隐身而去。


訳文:

 

夜が明け、韋固と約束した旅館の客人は来ませんでした。

 

老人は本を巻いて(注:昔の本は巻物状)袋を背負って歩きだしました。

 

韋固は老人の後について市場に入りました。

 

すると、片方の目が見えない、破れてぼろぼろになった衣服を身にまとったみすぼらしい老婦人がちょうど三歳の女の子を抱えてやってきました。

 

老人が女の子を指して言いました。「あの子がまさに君の妻だ。」

 

韋固は「あの子を殺してもいいですか」と腹を立てました。

 

「あの子は、天禄を食む運命だ。決して殺してはならない。」と老人は言い姿を消しました。



解説:

 

及至[jízhì] 

〔接続詞〕…になってから.…の時になって

 

天明[tiānmíng] 

夜明け

 

正好[zhènghǎo]

〔副詞〕都合よく.折よく、ちょうど

“正好”+動詞・形容詞の形で使われます。

 

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韋固は、地位が高い家の、お金持ちの、可愛い女性が自分の奥さんになる人だと思っていたのでしょうね。

 

腹は立っても、殺す気になるとはえらい過激ですよね〜〜。

 

韋固はその過激さを増して、どういうことをするのか、


次回に続きます。

2021/04/13

知り合いの方が結婚すると聞き、なかなか良いことがないこの時期に、うれしい知らせでした。

 

お相手とはやはり赤い糸で繋がれていたのでしょうか。

 

「縁結びの神様」にあたる中国語は「月下老人」です。

 

ええ?なんで、月の下?どうして老人?

 

由来を調べて、訳してみました。



月下老人,是源自唐朝时期的著名典故。

月下老人は、唐の時代の有名な故事が元になっています。



出自唐朝文学家李复言所著的《续玄怪录·定婚店》。

唐の文学者「李復言」が書いた『続玄怪録・定婚店』が出典です。




梗概gěnggài(あらすじ)

唐朝元和二年(公元807年),有一个叫韦固的书生路过宋城借宿在宋城南店的客栈,夜晚遇一老人在月光下翻检一本婚姻簿。月下老人为韦固牵红绳指明婚嫁对象,后来韦固果然应月老之语与相州刺史王泰之女结为连理。

Tángcháo yuán hé èr nián (gōngyuán 807 nián),yǒu yí ge jiào Wéi gù de shūshēng lùguò Sòngchéng jièsù zài Sòng Chéngnán diàn de kèzhàn,yèwǎn yù yì lǎorén zài yuèguāng xià fānjiǎn yì běn hūnyīn bó。

Yuè xià lǎo rén wèi Wéi gù qiān hóng shéng zhǐmíng hūnjià duìxiàng,hòulái Wéi gù guǒrán yìng yuèlǎo zhī yǔ yǔ xiāng zhōu cìshǐ Wáng Tàizhī nǚ jié wèi liánlǐ。


あらすじの訳文

唐の元和2年(西暦807年)、宋城を通りかかったと韋固いう書生が宋城南店の旅籠に泊まりました。夜になって韋固は、ある老人が月光の下で婚姻簿をめくって調べているのに遭遇しました。その月下の老人は韋固に赤い縄を繋いで、結婚相手が誰かを告げました。後に月下の老人の言葉で通り、韋固は相州の長官、王泰の娘と結婚しました。



唐代人韦固家居杜陵地方,少年时代就成了孤儿。

成年后就想尽早娶妻,所以就委托别人四处求婚,但都无功而返。

元和二年,为了游历清河地方,便在宋城城南的旅店住宿。

客人中有人建议韦固向宋城司马潘昉的女儿求婚,并且约好了第二天在客店西的龙兴寺门相见・・・・・・。   




訳文



唐の時代、杜陵というところに韋固という者が住んでいました。

 

彼は幼くして孤児になり身寄りが無かったので、成人して早く結婚したくて方々に頼みましたが、うまくいきませんでした。

 

元和2年(西暦807年)、韋固は清河地方を旅した際、宋城の南の旅館に泊まりました。

 

その旅館の客の一人が、韋固に宋の司馬潘昉(注:いわゆる高官)の娘にプロポーズすることを提案し、翌日、宋城の西の龍興寺門で会おうと約束しました。

 

求婚の切なる気持ちを告げようと、翌朝明け方、月がまだ残る頃、韋固は約束の場所に向かいました。

 

しかし、そこにいたのは一人の老人で、布袋にもたれて寺の階段に座り、月明かりで本を見て調べていました。

 

その本をこっそり覗き見ると、てん書でも梵語でもなく、韋固には一字も読めませんでした。

 

韋固は老人に「おじいさんが見ている本は何ですか?私は幼い頃から一生懸命に勉強して知らない字はほとんどありません。西洋の梵語も読めるようになりました。でもその字は見たことがありません。何の本ですか?」

 

老人は笑って言いました。「これはこの世のものではない幽冥の本だから君は見られない。私は幽冥の仕事をする者で、本来は君とはあの世とこの世で離れているが、今日ここで君と出会うのは早すぎる。」

 

韋固は老人に「何の仕事をしているのですか」と重ねて問うと、老人は天下の結婚を主管していると答えました。

 

「私は幼い頃に孤児になりました。成人して早く結婚し、子孫を繁盛させたいと、十数年間、多くの女性に結婚を望んだのですが、思うようになりませんでした。今日ここに、司馬潘昉の娘を連れてくることができますか」と聞きました。

 

老人は韋固に「だめだ。君の妻は今まだ三歳になったばかり、十七歳になってようやく君の家に嫁ぐのだ」と話しました。

 

韋固は「あなたのその袋の中身は何ですか?」と尋ねました。

 

老人は「これは世の中の夫婦の足をつなぐ赤い紐だ。人は生まれてすぐにこの紐を結わい付けられるのだ。敵の家であれ、貴賤であれ、居場所が離れていても、この赤い紐には逆らえない。君の足にも既に付けられていて、どこに助けを求めても無駄なのだ」と言いました。

 

韋固は「それでは私の妻はどこにいるのですか?彼女の家族は何をしているのですか?」と尋ねました。

 

「君の妻は、客室の北側でおかずを売る陳おばさんの娘だよ」。

 

韋固は「じゃあ、私は彼女を見ることができますか?」と聞くと、

 

老人は「陳おばさんは子供を抱いて市場におかずを売りに来るから、私についてくれば教えてあげよう」と答えました。




少し長くなったので、続きは次回。

 

お楽しみに!


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