ドラマで、「正義の味方のヒーローが悪を倒す」
しかしながら、本当はそのヒーローは、決して精神的にそんなに強いわけでもなく、ごく普通の人。
こういう設定ありますね。視聴者は自分になぞらえて、親近感がわくのでしょうか。
他勇敢地扑向敌人,其实他并非感觉不到恐惧,而是征服了恐惧。
Tā yǒnggǎn de pū xiàng dírén,qíshí tā bìngfēi gǎnjué búdào kǒngjù,ér shì zhēngfú le kǒngjù
彼は大胆に敵に躍りかかる。実は彼は恐れを感じていないのではなく、恐れを克服しているのである。
恐惧 kǒngjùは、「恐れる.こわがる」という意味です。
「怖い」という意味で、おなじみなのが、‟恐怖 kǒngbù”ですね。
‟恐惧”と ‟恐怖”は、どう違うのでしょうか?
恐惧 kǒngjù
危険を感じて不安になるという、ニュアンスが強く、
‟恐惧”のあとに目的語を付けることができます。
例文:
抱有恐惧之感/恐怖の念をいだく
感到一种说不出来的恐惧/なんとなく薄気味悪くなってきた
在恐惧不安中度过了一夜/不安におびえながら一夜を過ごした
恐怖 kǒngbù
おどかされて、極度の不安を感じて、とっても怖いと思うこと
恐惧より、怖い程度が大きいです。
また、とっても不安で怖いことの形容
例文:
恐怖分子fènzǐ/テロリスト
恐怖达到了极点/恐怖が頂点に達した
恐怖到极点浑身哆嗦/恐怖のあまりぶるぶるとふるえる
世の中には、コワイことがたくさんあります。
何がコワイって、妻が一番コワイ?!
私の夫は「恐妻家」?!
京都 四条室町の東側
四条室町の西側
祇園祭、始まってます
祇園祭は、山鉾巡行の7月17日前後だけでなく、1日から幕開けです。
京都市の中心部、四条通では写真のように、提灯などが掛けられ、
夜は、祇園祭に演奏されるお囃子を練習している音が聞こえてきて、
雰囲気が盛り上がっています。
新型コロナウイルスの感染対策で山鉾巡行は2年連続の中止となって残念なのですが、
各山鉾の保存会代表による徒歩での巡行は行われ、
山鉾を組み立てる「山鉾建て」は一部で再開されるそうで、楽しみです。
祇园祭是日本京都每年一度举行的节庆,日本三大祭典之一。
Qí yuán jì shì Rìběn Jīngdū měinián yí dù jǔxíng de jiéqìng,Rìběn sān-dà jìdiǎn zhīyī.
祇園祭は、日本の京都で毎年行われるお祭りで、日本三大祭の一つです。
疫病退散を祈る祇園祭。
平安時代の御霊会から千年を超えて続く祇園祭は、幾度もの災禍を乗り越え、その姿を変えながら今に伝わる、素晴らしいお祭りです。
少しでも早くこのコロナという疫病が退散するよう、多くの人が祇園祭にその願いを託していると思います。
私もその一人です。
餃子の誕生
よく作る中華料理のひとつに「餃子」があります。
その「餃子」、どのようにして生まれたかはご存知でしょうか?
今日は、餃子の歴史的な由来をお伝えします。
餃子はもともと“娇耳”と呼ばれ、中国の医聖・張仲景が初めて考案したと言われています。
饺子原名“娇耳”,相传是我国医圣张仲景首先发明的。
“娇耳”とは、「かわいい耳」という意味で、確かにそう言われれば、餃子の形って「耳」に似てます!
張仲景の「祛寒娇耳汤」というスープの話は、今も人々の間で語り継がれています。
他的“祛寒娇耳汤”的故事在民间流传至今。
伝説によると、張仲景が長沙の知事だった頃、よく人々の病気を治していました。
相传张仲景任长沙太守时,常为百姓除疾医病。
ある年、地元で疫病が流行ったとき、役所の入り口に釜を作り、薬を与えて人々を救い、そのことで長沙の人々に深く愛されました。
有一年当地瘟疫盛行,他在衙门口垒起大锅,舍药救人,深得长沙人民的爱戴。
冬至のときに長沙から故郷に戻った張仲景は、故郷の白河のほとりに行ってみると、多くの貧しい人々が飢えと寒さに苦しみ、耳が凍ってしまってぼろぼろになっているのを見ました。 当時は腸チフスが流行していて、多くの人が亡くなっていたのでした。
张仲景从长沙告老还乡后,正好赶上冬至这一天,走到家乡白河岸边,见很多穷苦百姓忍饥受寒,耳朵都冻烂了。原来当时伤寒流行,病死的人很多。
彼は非常にやりきれなく思い、彼らを救おうと決意しました。
他心里非常难受,决心救治他们。
帰宅した張仲景は、治療にやって来る人の多さに圧倒されながらも、いつも耳が凍ってしまった人たちのことを気にかけていました。
张仲景回到家,求医的人特别多,他忙的不可开交,但他心里总挂记着那些冻烂耳朵的穷百姓。
彼は長沙で行っている方法に基づいて、弟子たちに南陽東門の空き地に医療小屋と釜を設置させ、冬至の日から、貧しい人たちに薬を与えて治療にあたりました。
他仿照在长沙的办法,叫弟子在南阳东关的一块空地上搭起医棚,架起大锅,在冬至那天开张,向穷人舍药治伤。
張仲景のつくった薬膳スープは「祛寒娇耳汤」というもので、漢の時代の300年にわたる臨床をまとめて作られたものです。
このスープの作り方は、羊の肉と祛寒の薬を煮て、それを細かく切って、小麦粉でこねた生地で包み、「耳の形」にして、煮ます。
2個の「耳」の形をした具が入った一杯のスープを、一人づつに配り、人々はスープを飲んだ後、体が温まり、血流がよくなり、耳も温かくなりました。
そして、皆は冬至から大晦日まで食べ続け、腸チフスを防ぐことができ、凍った耳も治りました。
張仲景は1800年近く前の人ですが、彼のこのスープの話は広く人々の間に伝わっています。
現在では、凍った耳を治すために餃子を食べる必要はありませんが、餃子は最も一般的で好まれる食べ物になっています。
「中華料理」といえば何?
たくさんの種類がある中華料理ですが、勝手に選んだ「ベスト3」は・・・
第1位:マーボー豆腐 麻婆豆腐 mápó dòufu
第2位:エビチリ 干烧虾仁 gānshāo xiārén
第3位:ギョーザ 饺子 jiǎozi
どれも家でよく作る定番のおかずです。
これらもおいしいですが、おすすめの一品があります。
それは、
【パイナップルと鶏のさいの目切り炒め 菠萝鸡丁 bōluó jī dīng 】
鸡丁の丁は、「さいの目切り」という意味です。
材料
鸡腿肉 1只、菠萝(罐头)3片、青椒2个、姜数片
调味料
酱油、酒、太白粉水、糖各少许
醤油、酒、水溶き片栗粉、砂糖各少々
做法 作り方
一,鸡腿去骨,筋稍切断,肉拍松,切丁,用调味料腌。
二,热五大匙油,将鸡肉过油捞出备用。
三,留有二大匙油,炒姜,加入菠萝块及青椒,再将鸡丁倒入拌炒,淋上综合调味汁(酱油、酒、糖、太白粉水各适量)即可。
一、鶏のもも肉は骨を取り除き、筋を少し切って、軽くたたいて、さいの目に切って、調味料に漬ける。
二、大さじ5杯の油を熱し、鶏肉を油にくぐらせて準備しておく。
三、大さじ2杯の油を残し、ショウガを炒め、一口大に切ったパイナップルとピーマンを入れる。さらにさいの目に切った鶏肉を入れて一緒に炒めて、合わせ調味料(醤油、酒、砂糖、水溶き片栗粉それぞれ適当量)をかければ、出来上がり。
パイナップルは、タンパク質に作用する酵素が含まれていて、鶏肉をやわらかくする効果があり、ふわふわになります。
また、パイナップルがさっぱりした甘さ加減を引き立たせて、とってもおいしいですよ。
カンタンなので、お試しください。
たこ焼き
昨日は半夏生でタコを食べる日ということで、「たこ焼き」を作りました。
関西で粉もんと言えば、「たこ焼き」。
たこ焼きは中国語で”章鱼小丸子 zhāngyú xiǎo wánzi”
‟章鱼 zhāngyú”は、タコのことです。
お好み焼き
お好み焼きは、なぜか‟大阪烧 dàbǎn shāo”と言います。
京都で食べても「大阪焼」
神戸で食べても「大阪焼」ですね。
以前、大阪千日前のお好み焼き屋さんに、マレーシアの方々をお連れしたことがありました。
お店の人が作り方を教えてくれるのですが、彼らは全くその通りにしません。
自分の好きなようにやっているので、お店の人は「違う、違う、そうちゃう」と困惑を通り越して不機嫌に。
できたものは、「もんじゃ焼き」そのもの!
ですが、本人たちはこれが「お好み焼きだ」と言っておいしそうに食べていました。
何かを作る体験のエピソードをもう一つ。
八つ橋作り
京都で八つ橋作りに行きました。
お店の人が作り方を一つ一つ丁寧に説明してくれて、
私はそれを通訳するのですが、中国語圏から来た観光客はその通りにする人は稀です。
自分勝手に、いえ、創造性を十分に発揮して作ります。
アートと言えばアートかもしれません。
できたものは、「餃子」そのもの!
口頭のみの説明では分かりにくいのかなと、その後、作り方の文章をを翻訳して、図も入れて、説明書を用意したのですが、結果は一緒で、
できたものは、「餃子」そのもの!
まあ、皆さん、楽しめばそれでいいかと思いました。
早くコロナが終息して、楽しいガイドの仕事を早く再開したいです。