
京都の東福寺、色付きだしたモミジに朱色が映える愛染堂は
通天橋を渡った左手にあります。
この八角形のお堂をのぞいてみると、中には鎌倉時代に作られた愛染明王の像が安置されていました。

愛染明王はすべての人を苦悩から救い愛と尊敬の心を与え、
悪縁を断ち切ってすべての人に心安らかな平穏を授けるといいます。
とりわけ女性に善き愛を与えて良縁を結ぶご利益があるそうです。
13世纪到16世纪,
13 shìjì dào 16 shìjì,
日本佛教徒相信爱染明王可以保佑男女的婚姻恋爱和合,
Rìběn fójiàotú xiāngxìn Àiài rǎn míng Wáng kěyǐ bǎoyòu nánnǚ de hūnyīn liàn'ài Héhé,
其信仰功能类似中国的月下老人。
qí xìnyǎng gōngnéng lèisì Zhōngguó de yuè xià lǎo rén,
訳文:
13世紀から16世紀にかけて、日本の仏教徒は愛染明王が結婚や恋愛、男女の仲を祝福してくれると信じていました。
そのご利益は中国の月下老人と似ています。
「良縁」とは、広い意味で「良い出会いができること」。
縁というものは目に見えないものですが、物事がうまく進む時には、目に見えない不思議な何かに動かされるものだそうです。
紅葉の中、東福寺の愛染明王をお参りするのもいいですね。
東福寺には、「三名橋」と呼ばれる3本の橋があります。
通天橋、臥雲橋、偃月橋です。
東福寺の仏殿から開山堂へ向かう途中は、深い谷になっています。
修行僧が毎回この谷を越えるのは大変ということで、通天橋が架けられました。
通天橋の下には約2000本のもみじが植えられていて、紅葉を愛でる名所としてとても有名ですね。
これが通天橋です。

この写真は、通天橋より西側の別の橋、臥雲橋の上から撮影しました。
その臥雲橋がこれです。普通の道で、拝観料など払うことなく誰でも通れます。

この日は自転車で行ったので、自転車を押して渡りました。
このタダで渡れる臥雲橋、重要文化財です!

そして3本のうち、一番東の、川の上流にあるのが偃月橋


偃月橋は方丈の奥にあります。奥まっているので少し見つけにくいかもしれません。
橋を渡ったところに、最古の方丈建築の「龍吟院」があります。国宝です。
豊臣秀吉の正室ねねが、「龍吟院」にお参りするために、この橋が架けられたそうです。
1603年に再建されました。
1603年って、「人群れ満ちる江戸の町」という語呂合わせで覚えた江戸幕府成立の年!
そんな昔の橋。

龍吟庵は修繕工事のため、令和3年・4年の特別拝観が休止になり、
そのとなりにある即宗院の今年の秋期拝観は11月13日(土)からで、まだ始まっていないので、
この日は周りに誰もいなくて、橋の下の少し色づき始めたもみじの風景をとてもゆっくり見ることができました。
おすすめスポットです。
東福寺には、「通天橋」以外にも見どころのあるステキな橋がありますよ。
はし【橋】 関連の中国語
桥qiáo,桥梁qiáoliáng
陸橋は、天桥tiānqiáo
橋を渡る|过桥.
川に橋を架ける|在河上搭桥.
島と島は橋でつながっている|岛和岛之间有桥相连.
世界的に有名な橋|世界闻名的桥
秋の紅葉たけなわの京都を巡って、楽しく中国語を学びませんか。
四川省のパンダ1935頭に
先日10月27日は「国際パンダデー」でした。
そんなのがあったのですね〜。
「パンダ」は中国語で、‟熊猫xióngmāo”
「パンダ」というと、普通は身体が白黒のを指しますが、それは「ジャイアントパンダ」”大熊猫 dàxióngmāo”

身体が茶色で小さい「レッサーパンダ」は、‟小熊猫 xiǎoxióngmāo”です。

中国の四川省にあるジャイアントパンダ国立公園管理局の最新の統計によりますと、
四川省には1,387頭の野生パンダと、548頭の飼育パンダ、合計1,935頭のパンダがいるそうです。
近年、四川省では、農地を森林に戻したり、
パンダのための生態回廊を作ったり、
自然保護区を設けたり、
「パンダ世界遺産の地」として申請するなど、
生態系の回復事業を積極的に行っていて、
特に野生のパンダの数は、1980年代の909頭から1387頭と50%以上増加し、
パンダの生息地の面積も現在では2027万ヘクタールにまで拡大しています。
国家林草局の最新データによりますと、2021年10月1日時点で、
全世界で飼育されているパンダの総数は673頭、野生のパンダは1,864頭。
上記の通り、四川省には1,387頭の野生パンダと548頭の飼育パンダがいるので、
全世界のパンダのうち、76%以上が四川省にいることになります。
10月27日,国际熊猫日,四川拥有野生大熊猫1387只,圈养大熊猫548只,共计1935只。
10 yuè 27 rì,guójì xióngmāo rì,Sìchuān yōngyǒu yěshēng dàxióngmāo 1387 zhī,juànyǎng dàxióngmāo 548 zhī,gòngjì 1935 zhī.
解説:
‟只zhī” 動物・鳥類を数える.
‟圈养 juànyǎng” (家畜を柵に)囲って飼育する.
‟共计 gòngjì” 合計する、合わせて…である.
訳文:
10月27日、国際パンダデー、四川には1,387頭の野生のパンダと、548頭の飼育下のパンダ、合計1,935頭のパンダがいます。
私は以前に西安の動物園で、茶色のパンダを見たことがあります。
黒いところが茶色なのです。
飼育係が「翻fān !」というと、
くるり!と「でんぐり返り」
サーカスや大道芸でもない動物園のパンダが、芸をするとはビックリでした。
再開「京都を巡る中国語ツアーレッスン」
コロナ禍で自粛していましたが、「京都を巡る中国語ツアーレッスン」再開します。
ちょっとした小旅行、現場に足を運んで五感を使って実践型で中国語を学びます。京都の知識も深まり一石二鳥!
二条城編 11月21日(日) 10:00 - 12:00
嵐山編 11月28日(日) 13:00 - 15:00
秋澄む嵐山、心奪われる景色を堪能しながら散策します。
伏見稲荷大社編 11月30日(火) 10:00 - 12:00
紅葉の伏見稲荷大社を散策します。
秋の紅葉たけなわの京都を巡って、楽しく中国語を学びませんか。
今日から11月です。
時が経つのは本当に早いです。
日子过得真快;Rìzi guò de zhēn kuài
时光过得快;shíguāng guò de kuài
光阴似箭 ;guāng yīn sì jiàn
京都も葉が色づき始めました。
これは先日東福寺で撮影しました。

紅葉で有名は東福寺の通天橋

今はまだこんな感じです。

本格的な紅葉シーズンが待ち遠しいです。