京都御苑の中にある宗像神社の鳥居をくぐったすぐ右手に楠の大木があります。
樹齢約400年だそうです。
江戸時代の始め頃から、ずっとここで歴史の変遷を見守って来たのですね。
しめ縄が巻いてあり御神木!
奥まで進んでいくと、社殿の左側にもう一本大きな木が見えます。
塀のなかにあって木の下の方はみえません。
神社をぐるっと一周まわってみましたが、下の方はやはり見えませんでした。
調べると、これも楠で、樹齢600年だそうです。
今から約600年前というと、室町時代。
もしかしたら、この木は足利義満に会ったことがあるかも!
一休さんやそのお父さんと言われる後小松天皇も見たことあるかも!
そう思うと、歴史上の人物がとても身近に感じます。
楠の大木さん、応仁の乱にも焼けずに残っていてくれて、ありがとう。
たいぼく【大木】 の中国語は
大树dàshù,巨树jùshù
例文:
あの大木は3人で抱えるほどある|那棵大树要三个人才能合抱得过来。Nà kē dàshù yào sān gerén cáinéng hébào de guòlái.
一抱えもある大木|足有一搂粗的大树。Zú yǒu yì lǒu cū de dàshù.
‟搂lǒu”は、(胸に)抱く.という意味
楠の大木が大きく根を張っている|大樟树根深蒂固。Dà zhāngshù gēn shēn dì gù
楠(くすのき) は、‟樟木zhāngmù,樟树zhāngshù”です。
‟根深蒂固 gēnshēn dìgù ”は、成語、四字熟語で(事柄の)基礎がしっかりしていてぐらつかないことを表します。
泣くよウグイス平安京の794年の今日は
平安遷都の日です。
桓武天皇が長岡京から山背国葛城郡宇太村の新京(この年の11月8日に平安京と命名)に移ったことに由来。
これを記念して、京都市では毎年10月22日に時代祭が行われます。
今年、令和三年度の時代祭の行列は、残念ながら、新型コロナウイルス感染症の拡散防止ため中止です。
平安遷都1100年に当たる1895年、
桓武天皇を祭神とする平安神宮が創建されました。
平安神宫是为了纪念平安京建都1100周年,在1895年被修建而成。
Píng'ān shén gōng shì wèile jìniàn Píng'ānjīng jiàndū 1100 zhōunián,zài 1895 nián bèi xiūjiàn ér chéng.
平安遷都1100年と平安神宮ができたことを盛大に祝うため、
京都が都であった時代の風俗の変遷を表わす時代行列を行おうということになり、
初回の行列は、平安神宮へお参りというスタイルでした。
その後は桓武天皇と孝明天皇の祭神二柱の神霊が
京都御所から市内を巡行して、
市内の繁栄をご覧になるという姿に変わり、
この神幸列にお供をするというのが本来の形だそうです。
时代祭每年10月22日举行,
Shídài jì měinián 10 yuè 22 rì jǔxíng,
就在公元794年的这一天,
jiù zài gōngyuán 794 nián de zhè yì tiān,
桓武天皇将京都定为日本的首都。
Huánwǔ tiānhuáng jiāng Jīngdū dìngwéi Rìběn de shǒudū.
时代祭是在1895年,
Shídài jì shì zài 1895 nián,
为了纪念桓武天皇平安迁都1100年
wèile jìniàn Huánwǔ tiānhuáng píng'ān qiāndū 1100 nián,
而模仿延历到明治这1千余年的风俗,开始举行的行列仪式。
ér mófǎng yán lì dào Míngzhì zhè 1 qiān yúnián de fēngsú,kāishǐ jǔxíng de hángliè yíshì.
訳文:
時代祭は毎年10月22日に行われます。
西暦794年のこの日に
桓武天皇が京都を首都と定めました。
時代祭は1895年に
桓武天皇の平安遷都から1100年目を記念して、
延暦から明治まで千年余りの風習を再現して、始められた行列儀式です。
かつて、私の甥が、鼓笛隊で行列に参加したことがありました。
また、剣道の先生が「徳川家康」に扮して参加されたこともあり、
京都市民にとっては、親しみのある祭です。
来年の再開を楽しみにしています。
「京都観光神社」って、聞いたことがありますか?
それは京都御苑、宗像神社の中にあります。
昭和43年1968年に建てられた新しい神社です。
鳥居のそばに、由来を書いた石碑がありました。
これによりますと、その由来は
「恵まれた観光京都に感謝の念を表すため
観光関係業者が京都観光神社を創建しました。
猿田彦大神を守護神として
業者並びに市民の家運隆昌に資する目的で建てました。」と言うことが書いてありました。
どうして猿田彦大神をお祀りしているのかと考えると、
ここは宗像神社の中で、
宗像三女神は、あらゆる「道」の最高神ですし、
猿田彦大神も「道ひらき」の神なので、
「道」つながり、かもしれない
それに、「道中」は、旅行の途中、旅路、、旅行の意味で、
旅には、「観光」がつきものですから
猿田彦大神がお祀りしてあるのかなと思いました。
緊急事態宣言やまん延防止等重点措置が解除されて、国内の経済活動が少しずつ動き始め、
国内旅行需要は再び高まってきたようです。
外国人観光客も、早く戻ってくるのを
京都観光神社でしっかりお祈りました。
いのる【祈る】 の中国語は
1〔神仏に〕祈祷qídǎo
例文:
家内安全を願う|祈祷家庭安全。
2〔心から願う〕祝愿zhùyuàn,希望xīwàng.
例文:
今後のさらなる発展をお祈りします|祝你今后获得更大发展。
ご自愛のほどを祈ります|希望多加保重。
「祈る」といっても、このように意味が違う場合、使い方に注意しましょう。
わからない単語を辞書で調べた時、「その単語イコールこの意味」だけで終わらずに、その例文もチラッと見ておきましょう。
これを習慣化することがおすすめです。
語いも増えますし、作文も上手にできるようになりますよ。
最近は書く機会が減った「葉書(はがき)」
「葉書」の語源になったと言われる「多羅葉(たらよう)」の木が、
京都御苑、宗像神社の社殿正面に生えています。
葉は肉厚で長楕円形、その縁は細かいきざぎざがあります。
葉の裏面に傷をつけると、その部分のみが黒く変色し、字を書くと長期にわたって残るため、
これが「葉書」の語源になったといわれます。
葉の裏面に経文を書いたり、葉をあぶって占いに使用したりしたので、その多くは寺社に植樹されているそうです。
一枚落ち葉を拾って、字を書いてみました。
どうして、「多羅葉」というのでしょう?
インドに経文を書くのに使われたヤシ科の多羅樹という木があり、まるでその木の葉っぱのように字が書けるということで、
この木を「多羅葉」というようになったそうです。
中国ではこの木は‟苦酊”や‟大叶冬青”と呼ばれており、葉を煎じて飲まれています。
苦いらしい〜〜〜
中国の最初の葉書は?
中国第一套明信片由清政府发行于1896年,为竖长方型,左上角印有"大清邮政"字样,蟠龙和万年青图案。
Zhōngguó dì-yī tào míngxìnpiàn yóu qīng zhèngfǔ fāxíng yú 1896 nián,wèi shù cháng fāng xíng,zuǒshàng jiǎo yìn yǒu " dà qīng yóuzhèng " zìyàng,pán lóng hé wànniánqīng tú'àn.
中国で最初の葉書は、1896年に清国政府が発行したもので、縦長の長方形をしており、左上に「大清郵政」の文字が印刷され、蟠龍と万青年がデザインされていた。
蟠龍→水生のドラゴン、中国の芸術における古代のモチーフ
万年青→冬になっても葉が青いことから万年青と書かれ、永遠の繁栄を象徴するおめでたい植物
この葉書の葉、
葉っぱに字を書いて、人に贈るとは、
それがラブレターならとてもロマンチックですね〜。
京都御苑は、
京都市内の中心部にある「国民公園」です。
この中には明治になるまで天皇のお住まいとして使用された京都御所や
仙洞御所、京都迎賓館などがあります。
江戸時代には多くの宮家や公家の屋敷が立ち並んでいました。
今は緑あふれる豊かな自然がいっぱいの憩いのスポットです。
この御苑の中に「神社」がいくつかあるのをご存知ですか?
その1つに「宗像神社」があります。
ここはまさに知る人ぞ知るのパワースポット
宗像神社と言えば九州かと思っていましたが、こんな近くにあったとは
立て看板の説明によりますと、
この宗像神社には、すべての道を司ると言う宗像三女神が祀られています。
ここは清和天皇誕生の地でもあります。
平安京遷都の翌年795年に、桓武天皇の命で、藤原冬嗣が今の福岡県からこの神様をお招きしここに神社を創建しました。
平安京迁都的翌年,即795年,藤原冬嗣奉桓武天皇之命,从现在的福冈县请神至此地创建该神社。
Píng'ānjīng qiāndū de yìnián,jí 795 nián,Téngyuán dōng sì fèng Huánwǔ tiānhuáng zhī mìng,cóng xiànzài de Fúgāng Xiàn qǐng shén zhì cǐdì chuàngjiàn gāi shénshè.
奉fèng →(目上の人から)受ける、頂く
奉到命令/命令を受ける.
奉だれだれ之命/だれだれの命を受ける
通りから少し入ったところにあり、あまり目立ちません。
なので、人も少なく、ゆっくりお参りできます。
京都御苑散策の時の「おすすめ」スポットです。