中国語は「漢字」を使いますが、漢字ならではの「なぞなぞ」があります。
中国語では‟字谜 zì mí”と呼ばれる文字を当てるなぞなぞです。
動画を作りましたので、ご覧ください。
漢字を「よこ棒」や「たて棒」に見立てたりして解きます。
パズルのようで面白いですね。
状況は一喜一憂
ワクチンの接種が始まった等の明るい要素もあり、観光地にも少しづつ人が戻りつつあります。
しかし一方で、3月9日の報道によると東京オリンピック・パラリンピックで、海外からの一般客の受け入れを断念とのことで、五輪で海外観客が来てくれれば、新型コロナウイルスで激減したインバウンド(訪日外国人観光客)回復のきっかけになるとの思いも虚しく、状況はまさに一喜一憂です。
インバウンドの回復にはまだ時間がかかりそうです。
しかし、インバウンドは必ず回復します。
「いつ回復するか分からないのに、先のことなんて考えられない、そんな先までモチベーションが保てない」という声をよく耳にします。
私自身、通訳ガイドとして、不安になったり、仕事自体に疑問を感じたりするときがあります。
しかしながら、将来を見据えて今出来ることを考え、そして柔軟に前向きな行動をひとつづつ行っていくことが求められているのではないでしょうか。
時代の変化に伴い、今までのやり方を変えないとおいていかれてしまうかもしれませんし、古い価値観や考え方がないかチェックして、新しくプログラミングすることも必要かもしれません。
この点を具体的に通訳ガイドの立場から考えていきたいと思います。
通訳ガイドの特徴
まず、通訳ガイドは、実際に外国人観光客と接しているので、その動向、習慣、考え方、要望がダイレクトに把握できます。
また日本に住んでいるので旅館や飲食店、観光施設など受け入れる側の状況も理解できます。
双方の状況が分かるのは、通訳ガイドならではです。
私は中国語の講師をしていますが、1989年から中国語の通訳案内士、いわゆる中国語を使って観光のガイドをする仕事を始め、今年で32年目になります。
この間、世界の社会情勢が変わり、中華圏からのお客様にも大きな変化が見られました。
例えば90年代は中国本土から日本に来られる方は仕事の合間に観光というのがほとんどで、2000年になって日本政府は中国人団体観光客へのビザ発給を開始し、その後個人観光客にも広がり、そして2010年にそのビザの発給要件が緩和され、訪日観光客が一気に増えてきました。
このまま増え続けると思いきや、想像もしなかったコロナ禍です。
今となっては「爆買い」も懐かしい響きがします。
状況が変われば、自らもその状況に合わせて変わらなれればなりません。
その時々のいろいろな「波」を客観的に観察し、その「波」に乗って前に進むという覚悟がまず必要です。
中には危険な大波も存在します。このコロナ禍も大きな試練である大きな「波」の一つでしょう。
しかし「波」は押しては返すもので、押し寄せてきた後は、必ず退くのが自然の摂理です。
訪日観光客は帰ってきます。
ワクチン接種も始まり、新型コロナウィルスはいずれかはおさまり、外国人の観光客は必ず戻ってきます。
その時は中国本土、台湾、香港、インドネシアやマレーシアなど中国語を話す人がなだれ込むように日本にやってくるでしょう。
例えば、昨年、中国で、一定期間地域が封鎖され、それが解除されると観光地は人で溢れかえりました。
安徽省の黄山風景区では昨年の4月5日に一気に2万人が押し掛けました。
旅行に行きたい、出かけたいのに我慢を強いられていた分、それが出かけても良いとなると、我も我もと出かける気持ちは誰にも理解できます。
他の観光地も人でいっぱいで、国内旅行は活況でした。
中華圏の人にとって日本は割と近くて行きやすい国です。
治安も良く商品の質も良いのでショッピングを目的に来る方もたくさんいます。
例えば、お土産のお菓子を買うにしても、日本人だと、普通1箱を買って数人にその中の小袋を渡しますが、中華圏の方は、「そんなみみっちいケチな事はできない、人にあげるのなら丸ごと1箱あげなければこっちがカッコ悪い」と一度に10箱、20箱と買っていくのです。
コロナ終息後を見据えて
コロナ終息後は、これまでのやり方では通用しないこともあるでしょう。
状況の「変化」には、やはり「変化」を以て対処するほかありません。
柔軟な心で、具体的な行動を起こすことが肝要です。
訪日観光客によるビジネスチャンスの「大波」に乗り遅れないよう、今現在、できることはなにか、一体どうすれば良いのか、今まで30数年の経験を生かし、この問題を改めて真剣に考えていきたいと思います。
东日本大地震自发生以来已过去10年。
Dōng Rì běn dà dì zhèn zì fā shēng yǐ lái yǐ guò qù 10nián 。
東日本大震災から10年経ちました。
新闻中那些令人震惊的地震和海啸画面至今还历历在目,仿佛昨天才刚刚看到。
Xīn wén zhōng nà xiē lìng rén zhèn jīng de dì zhèn hé hǎi xiào huà miàn zhì jīn hái lì lì zài mù ,fǎng fú zuó tiān cái gāng gāng kàn dào 。
ニュースでの地震と津波の衝撃的な映像がありありと目にうかび、まるで昨日見たばかりのようです。
地震发生的时刻14时46分、我也默哀,悼念死难人士。
Dì zhèn fā shēng de shí kè 14shí 46fēn 、wǒ yě mò āi ,dào niàn sǐ nàn rén shì 。
地震が発生した午後2時46分に、黙祷し亡くなった方に哀悼をささげました。
衷心希望再也不要发生这种灾害。
Zhōng xīn xī wàng zài yě bú yào fā shēng zhè zhǒng zāi hài 。
このような災害が二度と起こらないことを心から願います。
災害時に備えて
避難先や避難経路、連絡先を再確認しておかなければならないこと
「防災グッズ」をそろえておくこと
家の中で落下や転倒を防止する安全対策をしておくこと
家の敷地内の避難経路になる所にじゃまになる物を置かないようにすること
日頃から防災に関しての意識を高めておくこと
これらの重要性を改めて認識しました。
この写真は京都二条城の北東側の外堀です。
中国では、主な建築材料は「レンガ 砖zhuān」ですが、日本のお城の石垣はどうして「石」を使っているのでしょうか?
お城の専門家に聞きました。
「日本は火山の国で、火山から噴出した石が豊富だったから」
「日本のお城は、総構え(街全体を囲んだ堀や土塁など城壁)構造で、堀を掘った時の土や石をそのまま使って土塁や石垣を作ったから」
へえ〜、なるほど。
生活の中で身近にあるものを先ず使いますね。あるもので何とかしようとします。
湿気の高い日本ではレンガは水を吸ってカビやすい、崩れやすい、地震に弱い、などもあって使われず
レンガ建築の技術は、近代化とともに幕末になって導入されたそうです。
石垣の石の積み方もいろいろ。よく見れば、
写真の右側の石垣は、石が加工されていなくてそのまま使われています。(写真が小さくて見えにくくてすみません)
これは「野面積み(のづらづみ)」と言い、
一番古い積み方で、大きいの、小さいの、とがったの、ひらべったいの、不揃いな石を噛み合わせて積むのは、まるでパズル。
「匠の技」高い技術に驚きです。
また、形がバラバラな石を使うのですき間が空きますが、すき間があるほうが水はけが良くなり、地震の時にも揺れに強くなるそうです。
それに対して写真左側の石垣は、石の大きさがほぼそろって、見た目がきれい。
これは「切り込み接ぎ」と呼ばれ、すき間が全く無くて、敵が侵入しようとしても足がかりになるところがなく、登るのは難しい構造。
このように加工するのって大変ですよね。今のように、電気のこぎりや電気カンナなどはありませんから。
相応の道具と、そして労力が要りますね。
いや〜石垣は奥深い!