中国語の作文 語順に気をつけて間違わないようにするには
中国語の作文において、語順は非常に重要な要素です。
誤った語順を使ってしまうと、文の意味が通じず、相手に誤解を与えることになります。
また、語順の正しい使い方は、文章をスムーズかつ自然なものにする上でも重要です。
今回は、中国語の作文で語順に気をつけて間違わないようにする方法について考えてみます。
主語と動詞の順序に注意する
中国語の文法は、日本語や英語と異なります。
中国語の基本形は「主語+動詞+目的語」です。
中国語においては、文の主語が最初に来ることが多いです。例えば、「我喜欢吃中餐」(私は中華料理が好きです)では、「我」が主語であり、「喜欢」が動詞で、「吃中餐」が目的語です。
ここで、主語が後ろに来たり、日本語に引きずられて動詞が最後に来ると誤った文になってしまいます。
前置詞の使い方に注意する
中国語にも前置詞が存在しますが、日本語や英語とは使い方が異なります。
日本語では「に」という前置詞がありますが、中国語では「给(給)」という前置詞が「に」の意味で使われます。
例文として、「友達に手紙を書く」という日本語の文を中国語で言う場合、正しい語順は「给朋友写信(友達に手紙を書く)」となり、日本語のとおりに並べた「朋友给写信」では、「友達が手紙をくれる、友達からの手紙」と全く違った意味になってしまいます。
修飾語の使い方に注意する
中国語においては、修飾語が修飾する対象の前に来ることが多いです。
例えば、「美丽的花儿」(美しい花)では、「美丽的」が修飾語であり、「花儿」が対象です。
ここでも、修飾語が後ろに来たり、対象が前に来ると誤った文になってしまいます。
時間や場所などの位置に注意する
また、中国語においては、時間や場所などの情報が文のはじめのほうに来ることが多いですね。
例えば、「昨天我在家看了世界棒球经典赛」(昨日私は家でWBCの試合を見ました)では、「昨天」が時間の情報であり、「在家」が場所の情報です。
これらの情報をはじめのほうに置くことで、文の内容が明確になります。
最後に
以上のように、中国語の作文においては、語順に気をつけることが非常に大切です。
中国語を勉強するうえで、語順のルールを覚えるだけでなく、実際に文章をたくさん読んだり書いたりしましょう。