よく利用する京都市のある図書館の受付の方が、知り合いの人にとても似ていて、気になってどうしても視線がそちらにいってしまいます。
顔はもちろん、声も、体形も、話し方もそっくりなのです。
でもその方が付けている名札に書いてある苗字は、知り合いの人の名前ではありません。
結婚後、改姓した姉妹かな?
聞いてみようとも思いますが、他人の空似(没有血统关系而面貌酷似)ということもあり、ぶしつけで失礼な気もして、気になったまま。
私も人から、「知っている○○さんに似ている」とよく言われます。
日本人でも中国人でもです。
むかし、中国のテレビドラマに出ている人に似ていると言われたことがありました。
似ていると言われたので、そのドラマを見てみると、確かに顔は自分に似ていました。
その人は私より数段スマートでしたが。
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「そっくり」という中国語は、酷似[kùsì]といいます。
「誰々にそっくり」と言いたいときは、酷似のあとに誰々をつけます。
例えば「お母さんにそっくり」というときは、‟酷似母亲”
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ここで、もう、まちがえない!実践チュウゴクゴ(37)
中国語の表現でまちがいやすいところの解説をしています。
文中どこがおかしいのか、先ず考えてみてください。
正解したあなた・・・・・・・拍手!!!
分からなかったあなた・・・・・・・これをきっかけに覚えて下さいね。
*今日の文章*
她长得十分酷似母亲。
さて、どこが間違っているでしょう?
‟酷似母亲”、という語順は正しいですね。
でも、‟酷似”の前に‟十分”がついています。
‟酷似”の‟酷kù ”は、「甚だしい、ひどい、激しい」という意味があるので、
ここで更に‟十分”を付けると重複してしまいます。
ですので、正しくは、‟十分”を取って、
她长得酷似母亲。
Tā zhǎng de kùsì mǔqīn
彼女は母親にそっくりだ。
ちなみに、‟酷kù ”は、英語coolの音訳から、「かっこいい、すてきな」という意味もあります。